【140字小説】いぞん
時計が遠くで叫ぶ。
2tはある重厚な瞼を
脳のカーテンをしめて
小指でこじ開ける。
ハチミツに浸かった身体は
ぬるりと香る快感に酔い
積み上げた全てを諦める。
喉の奥までしゃぶりつく布団。
今でも明後日でも
外に出れば身体はベトつく。
避けられぬ、不快。
私はもう、いない。
/ルリニコクみみみ
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時計が遠くで叫ぶ。
2tはある重厚な瞼を
脳のカーテンをしめて
小指でこじ開ける。
ハチミツに浸かった身体は
ぬるりと香る快感に酔い
積み上げた全てを諦める。
喉の奥までしゃぶりつく布団。
今でも明後日でも
外に出れば身体はベトつく。
避けられぬ、不快。
私はもう、いない。
/ルリニコクみみみ
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