せいちゃん余命半年(ノンフィクション)
せいちゃん余命半年やて…
お父さん落ち込んでる。
母からのLINEがきた。
せいちゃん5歳下の弟が肺癌で余命半年宣告された。
1年前からなんとなく医者から聞かされていたが、はっきり言われたら両親の落ち込みがひどい。
今、細菌性の肺炎で通院。
熱と咳がひどいのに入院出来ない状況らしい。
コロナ病棟に先生がかかりっきりだからだそうだ。
弟は知的障害で施設に入っている。
両親はたまに面会に行き、連れて帰ったりしていたが、
コロナ感染予防のために2月から面会禁止だった。
細菌性の肺炎になってからは
年老いた両親も呼ばれ毎日病院の点滴に付き添っている。
通常なら入院して手厚い治療もしてもらえたのに。
なんでこのタイミングなんだろか?
去年だったら良かったのに…
今だけはダメだよ。
そんなこと思っても仕方ない。
両親の心労も心配で、コロナに感染しないことを祈るばかり。
ショックと心配で、何も出来ない私のほうが
ストレスで体調悪くなってしまった。
病院行きたいけど
これ以上、医療従事者の負担をかけてはいけない。
能天気な気持ちで出歩いている人たちに言いたい。
しばらくは人との接触を減らして。
ウイルスはエサがないと死ぬから。
コロナ以外にも病気で困っている人も沢山います。
医療従事者の負担を減らして
医療崩壊を防ぐのが
私達に出来ることです。
病は気から ↓
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同じ感性の方と分かち合いたい。
すべては必然的な縁ですね。
今後ともよろしくお願いします。