#22. 過去記事 : 公演前日エンタメを
当時身内向けに書いてた文章を公用にmodifyしました。
袖幕の幸せ
出演者として、スタッフとして、ステージに携わる度に、幸せを感じる時間。それは、実は、自分の出演していない曲を袖幕に立って、見ている時だったりします。
客席から見るのと違い、ステージ全体は見れません。
だけど、出演前の緊張・不安・集中の面持ち、光と音楽を浴び、ステージ上のオーラを纏って踊る後ろ姿、疲労と少しの悔しさと大きな達成感を背負って捌けてくる姿。
出演前・出演中・出演後の生の感覚を味わえるのは、出演者若しくはスタッフとして関わるものの特権です。
これが私は好きでたまらない。
だからROTで沼落ちするし、舞台裏が好きだし、その一部であるパフォーマンスが大好き。
勿論、迫力の音楽、眩しい照明、暗い客席、練習で疲労した身体、全ての感覚と要素が、ステージという空間に溶け合う、もの凄い集中力こそ麻薬だし、
楽屋で舞台メイク・衣装を身に纏い、華やかな装いで仲間と写真を撮るのも最高に幸せだけどね。笑
話を戻して (笑)。
今日も衣装・舞台メイクを纏った出演者が、迫力の音楽と美しい照明により、士気を纏ってステージ上へ駆け出していく姿に、とても幸せを感じながら眺めていました。
ステージは、熱意と想いと経験と
素晴らしい音響、照明、袖幕の幸福感に、今朝見た沢山のスタッフさんの姿が重なり、今まで感じたことのない気持ちになりました。
今回の舞台では、初めて運営陣として小屋入りをしたことで、今までなんとなく想像していた何倍ものスタッフさんが、出演者が来る何時間も前から、ありとあらゆる準備をしてくださるのを目の当たりにしました。
出演者自身が役を買って出て、公演が成立している事を嫌という程認識しました。
そしてそんな中でも公演当日が迎えられるのは、偏に寝食惜しまずに公演を成功させるために働く熱意と、引継ぎという形式ばったものではない、想いと文化の継承、があってこそのものだと、胸を熱くしていました。
だけど、今日、袖幕に立って音と光の溢れるステージを眺めながら、経験と熱意と想いで回っているのは、出演団体だけでなく、舞台監督さん、音響さん、照明さん、カメラマンさん、全てのスタッフの方々も同じなのだと、痛感させられました。
想いと熱意と経験こそが生み出すものが、エンターテイメントだと思った。熱いものが無いと出来ない奇跡なんだ、だから私はエンターテイメントが好きなんだなって。
好きだから楽しい。楽しいから好き。
一時期エンタメ業界への転職を本気で考えていた時に出会った言葉。
キツイ、辛いけど、それよりも何よりも、大好きなものに携われていることが幸せ、と。
大好きなものを、大好きで尊敬する先輩と作り上げるのは、本当に楽しかった。
何故携わろうとしたのか
Travis Japanあっての事でした。
元気になるまでの期間、心の支えはTravis Japanと、トラジャ担でした。
本当にあの時は、オンライン/オフライン/佳境を過ぎた時、形は人それぞれ違いますが、救ってくれてありがとう。
完全に元気になるまでの間、今の仕事で頑張れる自信が無く、一時期本気でエンタメ業界へ飛び込もうと悩んでいました。でも、飛び込む勇気もなく、ひとまず出来る事をやってみよう。
そう思って手を出したのが、運営でした。