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「お気に入りレンズでDoll Portrait②」 SIGMA 16mm F1.4 DC DN(マイクロフォーサーズ用)編

先日公開したnoteにて『LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 ASPH.』
がお気に入りとお伝えしたばかりなのですが、実はそれと双璧をなすレンズがあるので、こちらも作品と併せて紹介していきたいと思います。

レンズメーカーSIGMAのContemporaryシリーズには
30mm F1.4と56mm F1.4、そしてこの16mm F1.4があり(巷では3兄弟とも呼ばれていますね。)
自分がこの16mmに目を付けた理由は3つほどあって、
このレンズをマイクロフォーサーズ機に装着すると
ちょうどいい標準域の32mm相当になる事がひとつ。その次には、Panasonicから出ているLEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.よりも少しだけ開放で明るいというところ、最後のひとつは購入当時はあまり使っている人が居なかったという天邪鬼な理由です。
(なお、その後ショート動画系の製作者さんに好評でブレイクしたとか)

GX8にSIGMA 16mm F1.4 DC DNを装着したところ。でかい。

多分上の写真を見た方の大多数の反応としては、
「でっか!」だと思います。自分もそう思いましたからね。
「コンパクトなマイクロフォーサーズの良さを失うのでは?」
と思われがちなこの大きさではあるけれどレンズ単体で395gと見た目ほどは重くなかったりするんですよ。

さて、レンズ紹介だけだとタイトル詐欺になりそうなので、SIGMA 16mm F1.4 DC DNでドールを撮った作品を挙げていきましょう。

大口径レンズでのポートレートとなればやはり絞り開放‥!

DC-G9+SIGMA 16mm F1.4 DC DN 1/800 F1.4 ISO200 +0.7

背景が枯れ木で少々煩いシチュエーションだったものの、後ろボケも滑らかに溶けてくれ、逆光でありながら嫌なフレア・ゴーストも出る事が少ないと、デビュー戦ながらもいい絵を描いてくれました。

お次は冬の定番、イルミネーションと撮影した1枚。

DC-G9+SIGMA 16mm F1.4 DC DN 1/80 F1.4 ISO200 (LEDライト照射)

絞り開放で点光源を背景に入れると口径色は僅かに出てしまうものの、元々APS-C向けに設計されたレンズをマイクロフォーサーズ機で使うと周辺が写らない事がこの場合メリットになっている事がわかります。

換算32mmは標準域ではあるものの、撮り方によっては広角気味にも撮れるので、単焦点なのに何気に汎用性が高いんですよ。これ1本だけ持って出かける事が多くなりました。

DC-G9+SIGMA 16mm F1.4 DC DN 1/500 F6.3 ISO200 +0.3

スマホでお手軽自撮り風の雰囲気を狙った1枚。
余談ですが、左手でドール2体、右手でカメラを支えていたので結構腕が疲れる撮影方法で全然お手軽じゃなかったですね。

使い始めてから知ったんですが、公式にはこのレンズの最短撮影距離は25cmなんです。が、実測では18cmまで寄れました。そこを踏まえて、13cmのミニマムなドールを撮るとこんな感じに。

DC-G9+SIGMA 16mm F1.4 DC DN 1/8000 F1.6 ISO200 +1.0

最短撮影距離近くまで寄って撮っているので足元や背景がボケボケですね。
でもこういう写真が好きなのでこれ1本しか持ち出さなかったとしても簡易マクロレンズ的に使えるのもありがたいんですよ。

と、ことライフワーク的に撮っているドールポートレート描写において欠点らしき欠点が見当たらないこの優秀なSIGMA 16mm F1.4 DC DNですが、冒頭でも書いた様に大きさだけは許容し難いという方も居るかも。
が‥それを補って余りある魅力あるレンズですので、マイクロフォーサーズのユーザーさんには大手を振ってオススメできます。ぜひ!

以下のリンクは私のXからSIGMA 16mm F1.4 DC DNについてのポストを抜粋したリンクとなります。気になる方はぜひどうぞ。


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