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中古カメラとレンズを賢く買うというお話(テキスト長めでゴメンナサイ)
世の中にはたくさんのカメラ屋さんがあり、その中でも中古商品を取り扱っているショップには日頃からお世話になっております。今回はそんな中古カメラやレンズの購入にまつわるお話をば。
自分が一眼レフカメラを手にしようと思った当時、勤務先のリユース部門に所属していた事もあって、中古商品には馴染みがあり忌避感も無かったので、そこにあったαSweet DIGITAL(キットレンズ付)をチョイス。
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ちなみに職権乱用した訳でもなく、かなり安価に手に入れる事ができたのだった。
(古くからのカメラヲタクの皆様には既に理由はお判りでしょう)
一眼レフカメラというのはレンズ交換ができることもあり、キットレンズだけで満足できるはずも無く、近隣のリユースショップ行脚をしてSIGMAの70-300mmとMINOLTAの50mm F1.4を入手。当時はモータースポーツとレースクイーンの撮影がメインだったので、安価に機材を揃えることができた。
機材をそれなりに使いこなせる様になってくると、上級機や最新機種が欲しくなるものの、フツーのサラリーマンにはなかなか発表されたばかりの新機種は買えない。
しかしながら経験上、中古商材が市場に流れてくるタイミングはある程度把握していて、新品比で大きく金額が落ちていながらも、その実は新品と大差ないコンディションの品が出てくる事がある。比較的新しい商品でも中古市場ですべて人気かと言えばそうでもなく、当時のカメラ業界だと大手メーカー製品以外は強気の値付けもしづらかったのか、こういう状況がありがちだった。(それでも足で探す必要はあったのだけど。)
それを活用してα350やα550、G9PROはデビュー半年くらいで新品販売価格の6掛けくらいで手に入れる事ができた。メーカー保証期間が短くなる事は価格とトレードオフとなるのだがほぼ新品と考えれば低リスクかと。実際、どれも購入時はほぼ新品の個体だった為、買い替えで手放すまでノートラブルでした。
G9PROだけは4年目を迎えた辺りで撮影できなくなる故障をしたが、充分使い倒したので良しとする。
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これが故障したが為にDC-G9M2を定価、24回ローンで入手する羽目になった。
場合によっては新品も買いますよ。これはM2を出してくれた事へのお布施です。
中古商材選びは目利きができるかがリスク回避のポイントなのだけれど、カメラをある程度使い込んだ経験があれば、見るべきポイントはそう難しくないはず。
自分的中古選びのポイントは
・マウント内やレンズ内に酷いカビや汚れが無いか(安くてもコンディションが酷い物は避ける)
・マウントの金属部分に擦れが無いか(使われていない証明でもある。これはレンズも同じ)
・可能ならシャッターカウントの確認(告知してくれているお店もある)
・デビュー半年くらいの機種を狙う(短期間でハードユースに晒されている事はまず無い筈)
・多少の小キズは気にしない(どうせ使えばキズは付く)
というところかと。
あとはやはりショップへの信頼ができるかどうかがすごく大事。現地に赴いて現物を見せて触らせてくれるショップなら同じマウントのカメラやレンズを持参して試させてもらう事も可能。
ネットショップについても不具合があったらメーカー保証や修理を受けてくれるか?修理対象外商品なら返金に応じてくれるか等、アフターフォローの整ったショップを選びましょう。
昨今のカメラやレンズは高性能・高価格化が進み、薄給サラリーマンの給料でどうやったら買えるのか?と思う事もしばしば。
G9PROⅡを新品で買った時なんてメーカー指定価格なものだから可能な限り分割にさせてもらったけど。数年使う事は間違いないし。
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新品をいつでも買えればカメラ業界に貢献できて且つノーリスクなのは間違いないのだけれど、可処分所得を如何に賢く使うかを考えてみるのも如何でしょうか?