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わたしの話

はじめての記事、自己紹介を書きます。
わたしの話です。
なんだか自由帳を与えられたような気分で少しうきうきします。自由に書こう。

わたしは歌うことがすきです。
最近気がついたことは、わたしは歌をうたうことよりも、"ことばをうたう"ことに興味があるということ。
感覚としては、読書や朗読に近いのかもしれない。サウンドに乗せて発したことばが、どんな世界をわたしに見せるのか、わたしはそこにどんな世界を見るのか、うたうならその世界でみつけた感情を、誰かの耳を借りて存在させたいのです。朗読ではなくうたを選ぶのは、音楽のこともとてもすきだからです。音と音が重なって出来上がるグルーヴという空間芸術に、他にはない高揚感をおぼえるのです。
そんなアマチュアのうたうたいです。
夫は音楽家で、とりわけギター弾きなので、音楽やうたやことば、ギターの話が生活のあちこちに転がっています。

本もすきです。
まず、本という存在そのものがすきです。タイトル、装丁、装画、印刷された文字記号が構成する世界や空気や情報。そこにはわたしを惹きつけるのに充分すぎる魔力がある。読むのはとても遅いので、雑多に置かれた枕もとの積読が増えていきます。最近なだれを起こします。

文章を書くのもすきです。
X(旧Twitter)で小さな日記を書いたり、頭の中のことを書いたり、詩を書いたりしています。曲をつくるにあたって歌詞を書いたりもします。
下の詩を書いたときに、タイトルをどうしようかと一瞬迷って、「わたし」しかないなと半分諦めのような気持ちでつけました。
「わたし」ってけっこう大事なタイトルじゃない?こんな小さな詩につけるか?という気持ちもありながら、そのサイズ感すら「わたし」なのでした。

詩「わたし」


絵や美術がすきです。
観るのも描くのもとてもすきです。とりわけ色彩の情報をたいせつにしているように思います。最近では形や線のことも気になって、描くことも観ることもより豊かに楽しめるようになってきている気がします。
絵はアナログ、デジタル、和紙を使ったちぎり絵などいろいろなテイストで描きます。作品は主にインスタグラムに投稿しています。

イラスト(透明水彩)  「アコースティックギター」
写真イラスト(デジタル)  「蛇口」
ちぎり絵(和紙)  「月のカクテル」


詩や絵と同じ感覚で写真がすきです。
特にフィルム写真の質感がすき。わたしは上手には撮れません。ぼんやりぼやけてしまって何を撮ったのかわからない写真もたくさんあります。でもそれらはなんだかわたし自身のようだと思うのです。わたしは一番わたしのことが知りたくて、わたしのことが一番見えないのです。

桜を撮ったフィルム写真


映画を観たり、漫画を読んだりすることもすき。

結局わたしのすきなものは、創作や表現というジャンルにあって、"目に見えない何か"がわたしにとってはとてもたいせつなのだろうと思います。それは、心や言葉にならない感情、空気や温度、とても様々なかたちでわたしのそばにあるものたちのこと。

そんなことを考えながら、うたいながら歩くように暮らす1人の小さな人間の話でした。

うたいながら歩いていそうな写真(夫撮影)
イラスト「たんぽぽあげます。」

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