見出し画像

「学習する組織」をもう一度【大人の学びに効く一冊】

おはようございます!急に秋らしく朝晩がぐっと冷え込んできましたが、いかがお過ごしでしょうか?今週、まめがご紹介したい本はこちらです。


✨どうしてこの本を読んだの?

友人がFBでこの本の読書会をシリーズで開催するよ!とお呼びかけしてくださったのが目に止まり、「あ!!この本、持ってる!」とがさがさ本棚を物色。20分の格闘の上、ようやっと出てきてくださいました。そう言えば、友達と一緒に学習する組織の勉強会やろう!って言って買った本だった…結局なんにもせずに終わっちゃったけど、こうして日の目を見る日が来て良かった(;O;)時が回って、私にもう一度学習する組織について学びなさいね、と世界が背中を押してくれたようです。感謝。

ということで、もう一度手にとって見たということころです。

✨この本で学んだことは?

もともと、「学習する組織」という翻訳本があるのですが(ピーター・センゲ著)、なんとも分厚い&難解…何回もページをめくってみても、わかってるんだかなんだかという感じで、言葉だけが自分の上をうわ滑っていくような感じです。

今回ご紹介する「学習する組織入門」は、日本の文脈で「学習する組織」を具体的・実践的に自分の所属する組織に活用できるかということについてわかりやすく解説してくださっています。

今回の学びを一文で現すとこうかな、と思います。

学習する組織は生涯かけて歩み続ける道である

学習する組織の理論にはチームの中核的な学習能力を形成する3つの力とそれを構成する5つのディシプリンという概念によって体系化されています。それはよく、3本足の椅子に例えられます。中核的な学習能力という椅子の板を支えるために、「志を育成する力」「複雑性を理解する力」「共創的に対話する力」という3本の足がついています。そして、それぞれの足には、5つのディシプリン(規律とかしつけという訳語もありますが、ここでゃ実践するために学び、習得しなければならない理論と手法の体系)が内包されています。

志を育成する力:自己マスタリー、共有ビジョン

複雑性を理解する力:システム思考

共創的に対話する力:メンタル・モデル、チーム学習

このディシプリンは、ピーターセンゲの言葉では「自分の人生に一体化させて取り組む活動」と解説されていて、日本の剣道、柔道、茶道、華道のような「道」の表現がもっとも近いのではということです。それぞれの道で名人、達人と言われるようになっても上達のために探究が続けられるように、このディシプリンの取組は生涯にわたる学びということになります。

しかし、本書で紹介されている5つのディシプリンの手法はつまるところ、手段に過ぎず、重要なのは手法ではなく、人がどのように世界観を進化させていくか、ということだそうです。不確実な時代にあってこれからを切り開くヒントとなる哲学や世界観がこの学習する組織の中に表されています

✨NEXT STEP!

哲学、世界観と聞くと学習する組織はますます深淵な世界だなと感じずにはいられないのですが、なにはともあれ、まずは11月まで続いていくこの本の読書会にできるだけ参加させていただいて、「学習する組織入門」を「わかる」ではなく、ディシプリンの1つを日常生活の中で「できる」にまで取り込めるようになりたいなと思っています。学習する組織を実際に取り入れたチーム作りもやってみたいなー。「学習する組織は難しいから私には無理!」と思っていたのですが、もう一度向き合えるチャンスが与えられて嬉しいです♪




いいなと思ったら応援しよう!