見出し画像

観点別評価と定期考査廃止①

本校では令和5年度から定期考査を廃止する。
観点別評価の導入が大きな理由の一つ。
観点別評価の導入により、定期考査のウェイトがとても軽くなってしまった。
本当は一学期中間・期末、二学期中間・期末、学年末の計5回すべての定期考査をなくしたいけれど、学力が著しく低く学習習慣のない本校生徒の特性、「定期考査全廃」に拒否感を示す職員の理解のために、各学期末、学年末の計3回の定期考査はひとまず残した。


【定期考査廃止のメリット】
物事には勿論、メリットデメリットがある。
定期考査の廃止にあたり、案の定以下のような意見が教職員から出てきた。

「考査をせずにどうやって評価するのか」「考査期間しか本校生徒は勉強しない」
「考査中の午後のゆとりが無くなる」

十分想定内の反応だった。


定期考査を廃止することでどんなメリットがあるのかをまとめてみる。
①学習習慣が身に付く
本校生徒の場合、考査1週間前~考査中の約2週間‪✕‬5回しか本腰を入れて勉強しない。約2週間で10~15教科を詰め込む。それが教科ごとの「単元テスト・課題」になることで、分散・集中して勉強できるようになる。具体的には「国語」の単元1テストが5/10、「数学」の単元1テストが6/1というように、教科・科目によって単元のまとめのタイミングが異なるので同じ時期に複数科目を詰め込む必要が無くなる。

《続く》
②日々の授業や課題への取組が重視される
③実技テストが可能になる
④授業時間数が確保できる


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?