翁堂のブランデーケーキ

正直、花粉症で鼻が詰まっていて
味がよくわからなかった。
でも、とびきり美味しいはずだということはわかった。
昔から好きだったブランデーケーキ。
ラミー好きな夫のお母さんの誕生日プレゼントにどうかしらと思い付き、
自分たちの分もしっかり買って行ったのでした。
子どもの頃から洋酒の効いたお菓子が好きで好きで。
ブランデーケーキをお土産でいただいた時なんて、
食べてなくなってしまうのが悲しくてしょうがなかった。
さて、このブランデーケーキ。
もうとにかくびっしょびしょなのだ。
ケーキなのに、びっしょびしょ。
その具合が過剰に過剰で、
これ以上のブランデーケーキは無いと思っている。
今回、とても久しぶりに食べて、
その過剰さがそのままで安心した。
初めて食べた夫は「自分にはじゅわっと過ぎる」と言っていた。
そうだろうそうだろう。
私はそれが好きなのだ。
このブランデーケーキを丸々一個使ったパフェ「ローレライB」が
翁堂の喫茶室にあって、
若い頃、そればかり食べている時があった。
あんなモンスターみたいなものを食べていて、
よく太らなかったものだ。
若さって素晴らしいところもたくさんある。