マガジンのカバー画像

2024年新作テレビドラマ放浪記

680
2024年放送のテレビドラマ評まとめです
運営しているクリエイター

#池田エライザ

「海に眠るダイヤモンド(第9話)」恋は時空を超えて実るという美しさをどう表現する…

どうやって最後の2時間でこのドラマをまとめるのか?あまり予想がつかなかったが、まあ、いろ…

「海に眠るダイヤモンド(第8話)」人はいつの世もダイヤモンドを求め漂流する?

最後に出てきた滝藤賢一。土屋太鳳と清水尋也の子供であるようだ。すると、宮本信子の息子であ…

「海に眠るダイヤモンド(第5話)」一島一家という言葉の裏にある差別感、疎外感、そ…

ドラマは、この辺りで折り返し点。その最後に、一気に過去と現代を繋げる脚本家。そう、宮本信…

「海に眠るダイヤモンド(第4話)」戦争の傷、原爆の傷を超えて、高度成長があったこ…

世の中、一部の人々は、今週、本格的に「風の時代」になると言っている。そして、昨日の兵庫県…

「海に眠るダイヤモンド(第3話)」端島は最隆盛期。泥棒も出れば夢もある。そこをど…

ラスト、桜のシーンがダブって語られるということは、宮本信子は杉咲花なのだろう。背格好から…

「海に眠るダイヤモンド」軍艦島を舞台にすることで何を描くのか?

日曜劇場で、野木亜紀子X塚原あゆ子X新井順子のタッグ作品。この間、映画「ラストマイル」がヒ…

「舟を編む 〜私、辞書つくります〜(第10話)」"言葉"の力を私たちは信じて生きていくという命題

2020年に「大渡海」が校了し、出版されるという事を前提に今回の「新版 舟を編む」は話を作ろうと考えられたのではないか?つまり、パンデミックが起こった中で、私たちは「言葉」というものをどう捉え直したかというような命題の中で書かれた脚本のように思われた。 確かに、私たちはあの最中に、さまざまに心を揺さぶられ、言葉にできない言葉みたいなものがあることに気付かされたし、実際に対面で会えない状況がある中で、言葉をネットに紡いでいった人も多いだろう。そして、紡いでいった言葉が、簡単に

「舟を編む 〜私、辞書つくります〜(第9話)」舟への積み残しを許せない心。言葉に対…

前回の池田エライザが、辞書の中にあるべきものがないことに気づいたところからの今回。それを…

「舟を編む 〜私、辞書つくります〜(第8話)」言葉は捕まえても飛んでいく。それを追…

冒頭、採集カードが収まった資料室で野田洋次郎が「言葉は捕まえても飛んでいってしまう。私た…

「舟を編む 〜私、辞書つくります〜(第7話)」セレンディピティとか多様性とか業とか…

回を重ねて7回目。辞書ができるクライマックスの前の最大難関ハードルが、紙の辞書がいるのか…

「舟を編む 〜私、辞書つくります〜(第6話)」紙の辞書が存在する意味と、そういう形…

今回から次回に向けて、出版界が絶対に通らねばいけないデジタル化という話が語られる。特にな…

「舟を編む 〜私、辞書つくります〜(第5話)」言葉が心をゾワゾワさせる。辞書はその…

5回目。辞書の編集はさらに緻密に確実に進められる中、池田エライザは「辞書引き学習会」とい…

「舟を編む 〜私、辞書つくります〜(第4話)」"こだわる"とは悪い意味からきているが…

このドラマは、池田エライザを主役にすることで、今の若者たちに辞書作りという世界をわかりや…

「舟を編む 〜私、辞書つくります〜(第3話)」辞書は物事を知る入り口であり、生きるとは変わることだとは、腑に落ちる言葉

私のような、どちらかといえば知識欲の強いものにとっては、このドラマは大変面白い。そして、ドラマオタク的には、ここでの池田エライザの演技がとても興味深い。今までは、もう一つ特筆するような役に恵まれなかったような気もする。個人的には、「名建築で休日を」の素に近いように、何かを学ぶ感じの演技が印象に残っているが、考えれば、それに近いということなのだろう。そう、こういう知的な役が似合う人なのだ。それもあって、野田洋次郎が「あなたは辞書作りに向いてると思います」というところもあるのだろ