"好き"への情熱を解放する場をつくる。
「寝食を忘れて、取り憑かれたように何かに没頭する。」
生きていれば、きっとこんな経験はみなさん一度はあるはず。
そんな思い出を振り返って欲しい。
きっとその瞬間は、
驚くほど生産的で、
驚くほど創造的で、
とびっきり幸せなひと時だったと。
そしてそんな情熱の対象物は、
きっと当時アナタが
好きで好きでたまらない何か
だったはずだ。
下手したら
家族といる時間よりも、
寝ている時間よりも、
最も自らの「生」のエネルギーを使う「仕事」というものに、
そんな「"好き"の情熱」を注がない選択肢は、
もはや無いのではないかと。
Passion*Techへの道筋
好きなものを好きと言っている人は清々しい。
人は大好きなものを語っている時ほど、
エネルギッシュで、
ポジティブで、
そして面白い。
そんな無邪気な背中を大人になっても放っていた
NobodySurfの岡田さんは、
出会った時からAppleを筆頭にグローバルなテクノロジーカンパニーの虜だった。
自ら行き着いたSurfingという最も"好き"な領域が、
Techの力を得て一つのサービスとして加速し始めたのだと。
「これもう、パッション×テックだよね。」
「趣味を仕事にする」のとはわけが違う。
自らの「生」をかけて、
最も情熱が注げるものに"自らを解放する"ことによって、
社会に大きな価値を残すことが
無邪気にできる時代になったのだと。
こんなワクワクする時代に、
パッションなスタートアップをやらない理由はない。
いや、理由を探そうと思えば
いくらでも見つかってしまうのが人生だ。
だったら、それらを軽く超えるほどの
ホットスポットを創ってしまおう。
走り始めたコミュニティというカタチ
車、サーフィン、植物、そしてランニング。
好きでたまらない情熱が、
可能性を信じてしまった熱量が、
ふとした瞬間に線で繋がり、
一つのコミュニティとして走り始める。
「好きなことを突き詰めると、見えて来ちゃうんですよね、自分がやらなきゃだめだなって。」
Passion*Techな起業家たちは、
要はこんなような事を話していたように思う。
そんな少年の心を取り戻した純粋な眼差しに、
声援を送りたくなるのが、
結局「人」っていうものなのではないかと。
そんな熱量に惹かれるように、
本イベントの後味は
こんな参加者のひとことに集約された。
「私はこれが大好きなんです、気がついたらサービスを創っていました。」
まっすぐで温かい眼差しが、
また新たな火種となって
新たな熱狂を創っていく。
そんな「解放の場」を、
ゆっくりと丁寧に育てていければと思います。
また次回、
どこかで。
熱狂の火種を探しに集まりましょう。
(冨田)
photos by Yuta Kenmochi