世田谷文学散歩?斎田記念館/邪宗門
雨上がりの午後に出かけた。
曇り空くらいが散歩するにはちょうどいい。
湿度が高くて100%くらいあるんじゃないかと思った。湿度100%ってなんなんだろ。湿度100%でも目の前が全部水なんてことはないよね。水の中は湿度500%とかなのかな?なんて考える。
なーんだ、水中で湿度は測れないんだ。
ひとつ賢くなった気になる。これってもしかして小学校とかで習ったことなのかね?
斎田記念館
まずは斎田記念館に向かった。もともと行く予定はなかったが、Googleマップをみていたら見つけたので寄ることにした。
入館料大人300円。大学生は200円だった✌️ラッキー!
高級感のある扉を開けると、こぢんまりとした展示が!今回は「もっと愉しい!書画の世界」という企画展だった。絵や詩を眺めてきやした。
わりと大きめな道路沿いで真剣に花の匂いを嗅いで写真を撮っている私は傍から見たら変人である。
邪宗門
続いて本日の目玉、世田谷 邪宗門へ。
店内入り口のところにお爺さんが座っていた。客かと思ったら店主?
先客は一組だけだった。外国人と日本人の女性が英語で会話している。
天井にはランプとランタンがたくさん。壁も一面時計やら切支丹踏み絵やら歴史を感じる雑貨で埋め尽くされていた。なんと火縄銃まであった!異世界に迷い込んだかと思った。店内をぼんやりと眺めているだけでも楽しい。
ラジオが流れており、林修が喋っていた。かと思ったら急におしゃレトロ(ネーミングがダサい)な洋楽が流れ始めた。
お爺さんがメニューとお冷を出してくれた。
ルシアンコーヒー¥750とレアチーズケーキを注文。
キッチンではおじさんがチャキチャキ用意してている。それをお爺さんがカタカタと運んできてくれた。
ルシアンコーヒーは最初小豆かな?とも思ったが、チョコレートっぽい。甘味と苦味。コーヒーカップはチーズケーキを食べ終えた後もアツアツだった。
後から1人、大学生っぽい男性が来店。メニューの写真を撮っていた。私も撮ればよかったな。男性は頼んだカプチーノを飲み終えると私より後から来たのに会計へと向かった。おじさんが「遠くからきたの?」と聞くと「兵庫から」と答えていた。どうやら邪宗門はアニメの聖地だったらしい。おじさんは親切にそのアニメの雑誌かなんかを男性に渡すと、男性は会計を中断してうれしそうに席へと戻った(よかったネ)。
スマホでこの文章を書いていたら、おじさんが席まで来て地図(下北沢文士町文化地図)をくれた。その心意気がうれしい!下北は文学(小説家が住む)の街だったそうだ。私は家族から地図LD(学習障害)と言われるくらい地図を読むのが苦手だが、「ありがとうございます」と受け取って、しばらく地図を眺めていた。
そして、お会計する。
「遠くから来たの?」
必ずこの質問をしているのかな?
「いえ、○○駅から」
「またきてね」
「はい!」
気さくなおじさんいいね!
次はあんみつコーヒーを頼んでみたいな。
近くにあるせざんぬというお店も気になる。
おまけ
タイトルに文学散歩なんてつけてしまったが、私は文学に親しみがあるとはいえない人間だ。小学校のときの図書の時間は、6年生になってもピーターラビットの薄い絵本を手に取っては読んでるフリをしていたし、読書感想文はあらすじだけ読んでそれをほぼ書き写していた。
まともに本を読めるようになったのは中学3年生くらいからだ。「好きな作家は?」と聞かれても返答に困る。1番思い入れのある本は福永武彦の「草の花」。音楽は歌詞よりメロディに惹かれる。
本を面白いと思って読むことはあまりない。ただなんとなく、読書をしている自分が好きだったり、本を読んで頭が良くなった気になって満足したりしている。
「趣味は読書」という響きに憧れるし、読書が好きな友達のことを好きだし、又吉直樹が好き。私も「文学に造詣が深いんですね」なんて思われてぇな。なんてね。
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