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わたしと自傷行為について


自傷行為とは、自身を傷つける行為をさす。

初めて自傷行為をしたのは小学校でのこと。怒りとも焦りとも悔しさとも形容し難い、感情の膨張を知覚するも、うまく言葉に出来なかったわたしは、いつのまにかコンパスの先で左手の甲に引っかき傷をつけていた。

道具は初めはコンパスだったが、結局カッターナイフに落ち着いた。


行為は、最初は一年に数回だったが徐々にその間隔を狭めていき、最終的に数日に一回になり、一つ一つの傷も深度を増し、ザックリいくことが増えた。
今も視線を移せば、乱雑で不快な傷跡がそこにある。


初めは、ただのイタズラ書きの気分で。今は溢れる感情に抗えず、白刃を走らせる。

気づけば、依存していた。

うまく感情を処理し、思考を整理して言葉にできたら、やらずにすんだのかもしれない。


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