旅行の予算を子どもと一緒に考えてみた
夏休みに、3泊4日の旅行に出かけました。
その前に、使う食事代・アクティビティ代やお土産代の予算会議を開き、子どもたち(小4・小6)と一緒に予算を考えていきました。
なぜ、旅行の予算を子どもと一緒に考えようと思ったのか。
理由は2つ。
➀子どもたちの自主性を育てるため
お金を使うことに関して私の許可が無いとできない
と思っているわが子たち。
やりたいと思っても、私が許可しないとできない。
これではいけない、家族みんなで使えるお金を作ろうと思ったから。
➁子どもがお金について学ぶ機会をつくるため
「あれが欲しい、これがやりたい」と次々言ってくるわが子たち
全部に「いいよ」とは言えず、取捨選択は私がしていた。
そして、母はケチだと言われる💦それが嫌で
お金は有限であり、何にどれくらい使えるのか考えてほしい。
自分たちで取捨選択ができるように、家族のお金として使い方を子ども
と一緒に考えていこうと思ったから
そんな思いでやってみた、今回の旅行。
失敗だと思うところもいろいろあったけど、チャレンジしてみてよかったと
思うこともあったので、興味のある方は見てください。
予算会議の失敗
まず、どれくらいのお金を使うのか、予算会議を開いたのはいいものの
子どもたちから
「何に、どれくらいお金がかかるのかわからん」
と言われてしまいました。
その通りですよね💦
普段の1食分の食事代すら、分からない子どもたち
旅行の時、食事にどれくらいかかるのか分かるはずもない。
しかも、アクティビティ代なんて、いったいどれにどれだけかかるのか
見当もつかない様子💦
なので予算は、あらかじめ私が考えていた額を子どもたちに提示する形になりました。
今回の旅行は、自分たちで食事を作る事もできるので
食費 1食 1人1000円
おじいちゃん・おばあちゃんにお土産代 1500円✖2
アクティビティ 1人3000円
として、計算しました。
自分たちのお土産や自分の欲しいものは、自分のおこづかいで出すこと。
みんなで楽しむことは、みんなのお金から使ってもいいこと
事前に予約してお金を払ってあるもの(宿泊費・体験代)は
予算には入れてないことを話しました。
子どもたちは、
「そんなものなのかなぁ?」という感じでしたが一応納得。
どこまでわかってるのか不安な始まりでした。
支払いはカード?現金?
予算は決まったけれど、カード払いにして
子どもたちにはレシートで決済をしていく?
現金を持っていって、その都度支払いを子どもたちにさせる?
これには、迷いました。
カード支払いのメリット
➀ ポイントが貯まる
➁ 後で何に使ったのか分かりやすい(家計簿アプリを使っているので)
現金払いのメリット
➀ 子どもたちにとって、いくら使ったのかわかりやすい
➁ 残っているお金がすぐわかる
両方のメリットを考えた時、
今回は子どもたちに、お金について考える機会を作りたいことを
目的にしているので、ポイントはもったいない・・・。と思いつつ
現金で支払うことにしました。
私のサイフとは別に、家族のお金用のサイフを作り
予算分だけお金を入れて、もっていきました。
これも、どっちが良かったか、後で振り返るので、お楽しみに。
食事の場面で
予算を決めて良かった出来事は、初日の昼ご飯
パン屋さんで早速ありました。
この日の昼はパンを買って景色のいいとろでランチをすることに
いつもだったら
「パンは何個まで買っていい」
と聞いてくる娘たち
でも、今回は店に入る前に
「食事は1回1,000円までだよね」
「でも、今回はパンだから(金額を)低めに抑える時」
と子どもたちが言っているのを聞き
予算会議をした意味があったと、ちょっと嬉しくなりました✨
買い物中も
「このパンはちょっと高いけど、1,000円までだからいいよね」
「店のおすすめナンバー1は、みんなで食べるから、お金足りるし買ってもいいよね」
子どもたちが、自分たちで考えて買っていました。
合計金額は4人で2660円
「これだったら、おやつも買えそうだね」
そんな会話もできました。
いつもだったら、値段も量もあまり気にせず、
食べたいパンを選ぶ子どもたちに、
「買い過ぎじゃない」「そのパン高くない?」と
ついついケチを言ってしまう私・・・。
そのやり取りがなくなったうえに、
子どもたちが自分で考えてパンを選んでいる。
気持ちよく、旅行をスタートさせることができました。
ちょっとしたこと
観光に出かけた先で、子どもがジュースを欲しがっている
いつも、マイボトルにお茶を入れて持ち歩いているので、
ジュースは買ってもらえないと思っているわが子を見て。
夫「これは、1人で全部飲みたいの?だったら、自分のおこづかいのお金で
買わなきゃいけないね」
子「自分のおこづかいで買うんだったらいい(買わない)」
夫「でも、みんなで分けて飲むんだったら?」
子「みんなのお金で買える✨みんな、ジュース飲みたい??」
そんな会話を聞かさせれて、ジュースはいらないとは言えません。
こんな感じのやり取りも何回かあり、
予算内だったら、交渉次第で自分のほしいものが買えること学んでいった。
最終日
最終日は、旅行中の食費が思ったよりもお金がかからなかったので、
「帰り道どこかのSAでアイスを食べて、ちょっと豪華な夕飯にする?」
と、家族で話していました。
たぶん、渋滞で混んでなかなか帰れないだろうし、
それくらいの楽しみはあってもいいよなと、思っていたのですが・・・。
全く渋滞しておらず、道はスイスイ。
子どもたちは、旅行の疲れで車でぐっすり
途中でアイスを食べることなく、地元まで帰ってきてしまいました。
夕飯も寝起きの子どもたちと、地元のSAで簡単に済ませてしまい、
子どもたちとしても不満の残る最後になってしましました。
次の日 総決算
帰ってきた日は疲れていたので、
翌日、旅行の総決算をしました。
まず、予算で決めていた食費・お土産代・アクティビティ代を
日にちごとに、どれだけ使ったを子どもたちに説明。
その後、宿泊費など・事前支払いしてあったお金も伝えました。
子どもたちは、総決算を伝えている途中でも
「宿泊費ってこんなに高いんだ!!」
「どっかで食べるより、作った時の方が断然安いね」
(外食すると1人1000円はかかる。
作った時は、1人500円もかからなかった。)
「乗り物の体験(2500円)は面白かったからよかったけど、
ものづくり体験で、この値段(3000円)は高いなぁ」
「年に何回も旅行に行けないのが分かった」
など、子どもたちの気づきは、いろいろあったみたい。
総決算の最後に、
「予算内にちゃんと収まってよかったね」
「余ったお金をどうする?」
子「えっ!・・・。」
「どうするって、どうするの?」
余った予算はどうするの?
子どもたちは、お金が余ったかどうするなんて考えてなかったよう。
何も案が出てこなかったので、私が提案
「最終日に、アイスも食べられなかったし、
夕飯も簡単に済ませちゃったから、
今日の晩ご飯に、サーティワンアイスと何かテイクアウトする?」
・最終日の子どもたちのモヤモヤを解消するため
・使わなかったお金は、別のことに使えることを学んでほしい
・晩ご飯の準備をしたくない自分のため
そんな気持ちからの提案は、家族みんなに受け入れられ、
子どもたちは、早速、何を食べたいか検索するなど喜んでいました。
家族で相談した結果、この日のご飯はケンタッキーとサーティワンアイスに
なりました。
予想以上に子どもたちが喜んでくれて、よかったです。
しかも、
・予算を決めても使い切らないといけないことはない
・余ったお金は、別のことに使える
ことも、子どもたちに伝えられました。
まとめ
➀子どもたちの自主性を育てるため
➁子どもがお金について学ぶ機会をつくるため
この2点を考えて、旅行の予算を立てて、お金を使い、振りかえりをしてきました。
やってみて、めんどくさいこともいろいろあったけれど、やってよかった。
これが正直な感想です。
ただ、一日ごとに残高を確認してなかったので、
「残りがいくらだから~ができる(できない)」
などと考える機会がなかったこと。
現金じゃなくても、クレジット払いでもよかったかな。
確かに、子どもたちが現金で払い、おつりをもらって、
お金を使っている、減っているという実感があったと思う。
でも、最後の総決算のとき、数字でどれだけお金を使ったを
見せた時の方が、子どもたちは、その金額に驚いていた。
子どもの年齢にもよると思うが、小4・小6のわが子たちには、
次はクレジット払いでも、いいのかなと思いました。
これからも、家庭でお金の学習をいろいろしていきたいと思っています。
ウチではこんなことしたよ、やっているよ。
そんなお話も聞けると嬉しいです。
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