「マヒ=動けないだけではない」


目次


・私のマヒ
・マヒ=動けない
・まとめ


・私のマヒ

今回は「麻痺」(以下カタカナ表示)について書きます。

皆さんはマヒと聞くと車いすのイメージがあると思いますが、私は右腕に杖を付ければ外では短距離歩行可です、自宅なら杖は使いませんし、装具と呼ばれる特殊な靴を履いて補助する事もないです。長距離だと電動車いすでの移動になります、そう言った方は私だけではないと思うのですが、皆さんはマヒにどんなイメージを持っていますか?
私は四肢麻痺(ししマヒ)と言って両手両足にマヒがありますが日常生活動作に補助してもう部分はわずかで、段差、上着を羽織ると言った行為に補助は必要ですが、(それ以外にも自覚していないだけで補助が必要な場面はあると思います)
日常生活動作を自力で行えるマヒ者もいます。脳性まひだけれど、日常生活動作が自分である程度できるとなると、更にマイノリティなんですよ。

私の場合24時間、365日身体のどこかに必ず力が無意識に入ってしまいしまい、体力があってもその影響を受けて、健常者よりずっと疲れやすいもの特徴です。

仕事中は本当に無意識に力が入ることで足が浮かんでしまったり、前のめりの姿勢になって、足がいつの間にか痛くなっていたり、肩こりも健常者よりひどいかもしれません。
けれど福祉施設とは言え、仕事の納期は待ってくれませんし、力が入ってることをほぼ自覚できない私は、職場の職員にもそれを話し理解してもらうことはできないんです、今身体ガチガチって分かる時もありますが、それはあくまで自分でしか持ちえない感覚なので、説明するのは難しいです。


私の歩き方は自分では無自覚なのですが、左右にフラフラと揺れてる歩き方、らしいです、手のマヒは訓練を行うことで困ることも減りましたが、細かい作業がここ数年は上手くできません。


・マヒ=動けないではない
マヒと言う言葉を聞くと「できない」と言うイメージはありませんか?

実際私の知り合いにも、障害者だからできない、だから介助して欲しいと言われた事もありますが、マヒがあるからこそ、その人に合わせた環境を作る事で自分でできる動作を増やすと言うことも重要です。

今はアシスト型の機械、「HAL」(ハル)と呼ばれる物でマヒを軽減させたり、ボトックス注射と呼ばれる注射をふくらはぎに打つことで、数ヶ月マヒを軽減できます。

ただこれがものすごく痛いんです。
学生時代に2回程、最初は12本2回目の注射は24本。筋肉注射とは言え、泣くほど痛かったので、二度と行いたくはないです。

痛みが強すぎて歩けなくなる程ですから。


どちらも足のマヒの軽減がメインではありますが、科学の進歩によって、身体障害者もできることが増えてきました。

それ以外にもマヒの程度に合わせた器具、箸とかスプーン、そう言った工夫でマヒ自体は良くならなくても、自分でできる動作は増えてくると思います。

マヒにはもう1つ分かりやすい種類があります、それは「不随運動」
(ふずいうんどう)と呼ばれるんですが、これは何かができないと言うわけでは無く、自分の意思とは関係なく身体が勝手に動いてしまうことを言います。


・まとめ


・マヒ=動けない、と言うだけではない
・機械や注射を用いてマヒを軽減できる
・自分の意思とは関係なく身体が動くこともマヒの種類


私なりに分かる部分をざっくりと書いてみました。

本当は痙縮(けいしゅく)と呼ばれるマヒの種類もありますが、私があまり詳しくないので、書きませんでしたが、マヒは筋力にも影響がありますし、やはり障害を名称だけで1括りにしてはいけないと強く思います。
私は歩行を含めた日常生活動作ができますが同じ障害名でも自分のことはほとんどできないと言う方もいます。
イメージだけで障害者=車いすと言う概念はもしかしたらこれから変わってくる時代なのかもしれません。

次回の更新で年内の更新を最後にします、内容はnote解説から、およそ4ヶ月ですが、その期間での閲覧数、どの記事が多く読んでもらえたか、などをまとめますので、いつもより簡潔に書きたいと思っています。


それでは。

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