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読書メモ からだとこころの健康学

NHK出版 学びのきほん からだとこころの健康学 (教養・文化シリーズ NHK出版学びのきほん) | 稲葉 俊郎 |本 | 通販 | Amazon

6月まではチャリ通が基本だったけれど、暑い時期はしんどいので、基本は電車通勤に切替えた。そこで、電車のお供として、ちょうどキャンペーンをしているKindleUnlimited(99円/月、3か月限定)を活用している。古典的名著はほとんど対象にならないけれど、ふだんは手を伸ばさない本に出会えてよい。

メモ
・世阿弥のことば:「芸能とは、身分の上下をなくし、人の心をやわらげ、長生きさせるためのもの」(超訳・意訳)というのが何より印象的だった。この本では、医学にも通じるとして紹介されていたけれど、今日では普遍性のある考え方だと思う。自分の生活や仕事でも生かせないか考えてみよう。
・長生きについて:自分は否定的であったけれど、健康が維持できて、成長や幸せを感じられるなら、悪くはないのかもしれない。人生100年、リスキリング、ジェロントロジー、、流行語で終わらせず、自分の生きる姿勢にしたいな。
・季節の変わり目の風邪や熱:体は何のために(あえて)不調になるのか、という視座を持つべきと諭す。ハッとさせられた。季節の変化に備えて体も作り替える必要があり、そのための強制エネルギー・セーブモードと考えると、合点がいく。体の少々の不調は前向きに捉え、大手を振って休もう。
・消化・吸収は長いプロセス:胃は栄養吸収器官ではない。その次の長いプロセス(小腸:栄養吸収、大腸:水分吸収、直腸:排泄準備)に備え、食べ物を胃酸で酢漬けにして、腐敗するのを防ぐのが主な役割とのこと。逆に言うと、食べ過ぎや消化に悪いものは、体の中に腐ったものをため込むことにつながるということだ。たまにプチ断食するのは、凄くからだ全体に良さそう。

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