部活帰りの肉まん
部活帰りの肉まんは最強だと思う。
ちなみに上の写真は部活帰りの肉まんではなく、小樽で食べたカニまんである。
部活でできた友達は
ただの友達でもないし、単なる部活仲間でもない。
なにか特別な縁で結ばれている感じがする。
運動部特有の感覚なのかな?
文化部に入ったことがないのでわからない。
私たちが肉まんを食べるのは、
決まって土曜日だった。
平日は部活が終わるのが7時くらいになって、肉まんを食べる時期の7時はかなり暗いので早く帰りたい雰囲気になるからだろうか。
それとも、せっかくの土曜日なのだから休日感や特別感を味わいたいという心理がはたらいているのだろうか。
部活を終えた土曜日は、今考えれば、時間がとてもゆっくり流れていた。
好きな人たちと
寒いながらも晴れた空の下で
わちゃわちゃと話しながら
あったかい肉まんをくらう。
ときどきシェアする。
私たちのなかに、シェアすることを「わけわけする」と表現する子がいて
それがかわいくて、私もまねしてわけわけしていたのを覚えている。
今でも肉まんを見たり、シェアしたいような食べ物を見たりすると、その子のことが浮かぶ。
そういえばその子のことは前もnoteに書いた気がする。
部活にはいい思い出ばかりではないけれど、
やっぱり大好きだった。
もう1回やり直したいかと言われるとノーだけど、なくてはならない時間だった。
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