勝手にCM批評 ジャンボ宝くじ「ジャンボ兄ちゃん 連番といろんなバラ」篇(発売中!)(30秒)
ジャンボ宝くじのCMのが大きくリニューアル。今までは「発売開始&締め切り」を伝える内容が中心でしたが、それに並行していわゆる「ブランドCM」もスタート。
出演は、
・妻夫木聡さん “ジャンボ兄ちゃん”こと長男のサトシ
・吉岡里帆さん “ピュアで優しい性格”の長女リホ
・成田凌さん ”天然キャラ”の次男リョウ
・矢本悠馬さん ”お調子者”の三男ユウマ
・今田美桜さん ”今どきギャル”の次女ミオ
と個性的な5人兄弟が宝くじの楽しさを伝えていきます
今まで宝くじを買ったことがない若い世代を中心に、その魅力や楽しさを伝えるのが目的。(電通報より)
個性的な5人きょうだいが、ユニークでにぎやかなやりとりを繰り広げながら「ジャンボ宝くじ」の魅力を知っていく。(電通報より)
起用タレントやCMのノリをみると、おそらくJRAのキャンペーン(ギャンブルをレジャーにイメージチェンジ)の影響をうけているのかと思われます。
▼JRAのCMは競馬用語を解説しながら直近のレース告知を行うフォーマット
▼ジャンボ宝くじのCM。こちらも用語紹介と発売締切告知
実際の宝くじの売上推移をみると、年々減少していることが一目でわかります。
引用:http://www.si-gichokai.jp/news/info/h31/__icsFiles/afieldfile/2019/09/12/internet04.pdf
で、CMの方ですが、こちらの30秒CMで用語説明が前半15秒
三連バラの説明に対して残りの約12-3秒は「ぶたばら、じゃばら、ちゃんばら、カピバラ」と後半は言葉遊びが続いています。
ブランドCMとしてまずはこの世界観にシンパシーを持ってもらう(本題はその後に)というのは鉄板なのかもしれませんが、ちょっと間延び感が強いかなと。
またJRAは毎週何かしらのレースがあるので、CMパターンも多数投入できます。
一方、宝くじの発売は年数回なので、例えば年末ジャンボの売上をV字回復させるのがゴールとするならば、限られた露出機会でどれくらい認知や売上に貢献することができるかが効果検証のポイントになってきそうです。