
サンクコストとランニング生活
今回は「サンクコスト」について考えていきたいと思います。
実は最近、ランニングを始めてから気づいたことがあります。
「サンクコスト」って考え方に思いのほか影響を受けているということなんです。
「サンクコスト」って聞くと、普段聞き馴染みのないフレーズですよね。
でも、実はとても身近な考え方なんだと知りました。
例えば、「せっかく良いランシュー買ったんだから」とか「今まで毎週走ってきたのに」という思いで走り続けている...そんな経験ありませんか?
最初は「トレーニングのため」って始めたランニングでしたが、いつの間にか「これまでの努力を無駄にしたくない」という思いが継続の大きな原動力になっていることに気づいたんです。
この「サンクコスト」って、普通はビジネスなどでマイナスの文脈で語られることが多い気がします。
「過去の決断や行動にとらわれすぎて、合理的な判断ができなくなる」みたいな感じで。
でも、ランニングに関してはこのサンクコストが意外とポジティブに働くことが多いんです。
私の場合ですけど、道具に左右されたくないっていうか…
最初は(今でも)安いシューズで始めました。
その後、大会にエントリーした機会にちゃんとしたランニングシューズをちゃんと選んでみたんです。
その時の金額は確かに悩みましたが、不思議とそれからのランニングに対する気持ちが変わってきたんですよね。
「このシューズを眠らせたままにしたくないな」という気持ちが何だかんだ原動力になってますね。
きっと皆さんも似たような経験があるんじゃないでしょうか?
新しいウェアを用意したら急に走る気が出てきたとか。
アプリで記録を取り始めたら、その記録を途切れさせたくなくて続けちゃったとか・・・そんな感じです。
これまでの積み重ねが自分の背中を優しく押してくれる。
見えない力というか感覚といいますか…。
思い入れが育む継続の力
ランニングを始めてから、気持ちの変化に気づくことが増えてきました。
例えば、おnewのシューズを履くときのわくわく感とか、お気に入りのウェアで走るときのちょっとした高揚感とか。
誰に言うでもない自分だけのモチベーション向上の理由です。
着心地の良さとか、足が弾む感覚とか、実際に使ってみるとやっぱりいいですよね。
そして不思議なことに、これまでの積み重ねを大切にしたいという気持ちが芽生えてきたんです。
時間の使い方にも変化が出てきました。
最初は「今日は30分だけ」って決めて走っていたのが、休みの朝には走るのが習慣になってきました。
「明日はどこ行こうかな〜」って楽しみになってきたり。これまでかけてきた時間が新しい価値を生み出していくんです。
ランニングアプリをはじめてから、また違った発見がありました。積み重ねてきた距離や時間が自分の成長の証になってる!
「今月はこれだけ走ったんだ」って振り返るたびに、これまでの努力が形として残っているのを実感できてイイ!
ここまで来たらもう「この記録、ここで途切れちゃうのはもったいないよなぁ」って思うようになってます。ここは自分にとっては大きな要因です。
小さな積み重ねが作る大きな原動力
毎日じゃないですけどランニングって色んな小さな積み重ねでできていると思うんです。
シューズ選び、コースの決め方、走る時間の作り方もそう!
最初はどれも些細なことに思えたんですけど、今になって気づくのはこれらの小さな選択の一つ一つが今の自分を作ってきたということ。
ランニングの記録をつけ始めたのも大きな転機でした。数字を見ると日々の小さな達成感が次第に大きな自信になっていくのを感じるようになりました。
「先週より少しペースが上がった」
「いつもより少し楽に感じた」
そんな些細な変化ですけど自分には大切な積み重ねだったんです。
走る距離やペースも、最初から無理に追い求めなくてよかったんだなって思います。
むしろ、自分のペースを大切にしながら少しずつできることを増やしていく。
その方が長く続けられる秘訣だったように思うんです。
そして何より大切だったのは、これまでの努力を認めてあげること。
たとえ今日の調子が悪くても、ここまで続けてこられた自分を褒めてあげる。
そんなモチベーションが、実は一番の原動力になっているような気がします。
気が付けば今ではもう日課になっています。
これまでの時間や努力が無駄じゃなかったって証なのかもしれません。
最初の小さな一歩の積み重ねが次第に大きな自信になっていったんです。
この経験は、きっとランニング以外のことにも通じるんじゃないかって思うんです。
何かを始めるって最初は不安だったり迷いがあったりするものですけど。
でも、一歩一歩進んでいけばその積み重ねが必ず自分の力になっていくと思います。
心の声に気がつくということ
ランニングを続けていく中で、気づいたことがあります。
それは、自分の中の様々な声に気づけるようになったということ。
「今日は走りたくないな」という正直な気持ちも
「でも、ちょっとだけでも行ってみようかな」という前向きな気持ちもどちらも大切な自分の声ですし。
最初の頃は、「毎日走らなきゃ」って思い込んでいた時期もありました。
でも、そうやって自分を追い込むような走り方は長続きしないんですよね。
というか、楽しくない!ここ重要ですよね!!
むしろ、体調や気分と上手に付き合いながら走ることで、自然と継続できるようになってきたんです。
例えば、疲れている日は距離を控えめにする。
天気が悪い日は家でストレッチに切り替える。
そんな風に柔軟に対応できるようになったのもこれまでの経験があってこそ。
完璧を求めすぎないことが、かえって続けられる理由になっていたんです。
それから、走ることの意味も少しずつ変わってきました。
最初は「記録を狙いたい」とか義務的な理由だったと思います。
でも今では、走ることそのものが楽しみになってきて。
だから、走らない日があっても自分を責めることはありません。
結局のところ続けられている理由は、どこかで「やらなければならない」が「やりたい」に変わっていたから。
その変化に気づけたのも、これまでの時間が教えてくれた大切な気づきなんだと。
まとめ:サンクコストとランニング生活
先日、素晴らしい言葉に出会ったのでシェアします。
「数あるスポーツの中で、唯一まぐれが起こらないのがランニング」
いや深過ぎだろっ!
心に響きます。その通りなんです。
日々の積み重ねが、そのまま自分の力になっていく。
ごまかしのきかない世界。
積み重ねがなければ絶対に結果は出ない。
でも、積み重ねれば必ず結果はついて来る。
だからこそ、これまで重ねてきた一歩一歩がそっと背中を押してくれる。
調子の悪い日もあれば、予定通りに走れない日もある。でも、それでいいんだって思えるようになりました。
大切なのは、自分のペースを守りながら少しずつでも前に進むこと。
その積み重ねが必ず自分の力になっていくんだから
今回は以上です。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。よかったらイイね👍をタップしていってくださいね〜♪
みなさんも、素敵なランニングライフを♪