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恩師 とはなにか。②

こんばんは、nageです。
COVIT-19の影響で、参戦予定の大会が中止に。色んなところで猛威を感じます。今日は2人目の恩師について書きたいと思います。

中学3年の担任

またもや中学3年、その担任が私にとって2人目の恩師です。先生は女性で、私達と一回りくらいしか変わらない先生でした。体育の教師で、バレー部の顧問でした。3年生(受験生)を担当するのは初めてでしたが、前年からの持ち上がりと歳が近いこともあり、生徒とはかなり近い距離で対応してくれました。いま思えば、保護者の中には「なんであんな若い先生が…」と感じた人もいたでしょうね。でもそんな事を1つも感じさせない先生でした。

真っ正面から、本気で

前回の恩師もそうでしたが、この先生も正面から本気でぶつかる先生でした。特に男子に対してはアツい先生で、上手く心を掴んでいたような…。運動会での煽り、球技大会でのやる気の引き出し方。先生を中心に、クラスが1つになっていた気がします。合唱コンクールでよくある「歌ってよ男子~」は1回もありませんでしたね。先生がちゃんと対応してくれるから、自分達もやろうぜ!そんな感じがありました。

受けない滑り止め、最短記録の三者面談

受験生なので、親を交えての三者面談がありました。これが曲者で、先生の意見や生徒の意見で折り合いが付かないものです。私の地域では、公立高校に進み、滑り止めに私立を受験するのが基本です。受験順としては
私立推薦→高専推薦→私立一般→公立推薦→高専一般→公立一般 となり、私はいくらでもリスクヘッジができました。(いま思えば。)
ところがnage少年は
「私立の滑り止めは受けない」
「高専を受けて、ダメだったら風邪を引いてでも近くの公立を受けてトップを取る」
「それでダメだったら、二次募集の私立を受ける」
と言い出したのです。あり得ないですね。自分が親だったら止めてます(笑)
受験に失敗した生徒が出れば、先生の経歴にも傷がつく。しかし先生は
「お母さんはどうですか?よいですか?」と。母が「言っても聞かないと分かってますので。」というと「分かりました。nage、自分で選んだ道で今までにない前例を作りなさい。ただ決して後悔するな」
とだけ言って終わりました。
その時間、僅か1分。今でも語り継がれる、最短記録だそうです(笑)生徒の考えを何よりも優先してくれた。そして高専への推薦も与えてくれました。
自分で退路を絶ったから、もう後に退けない。自分でいうのもなんですが、かなり受験勉強しました。

道を作ってくれた

こうして無茶なnage少年は無事に合格。この道を開いてくれたのは、親と同じくらい先生の存在が大きかったのです。あの時先生が認めてくれなかったら、退路を絶ってまで受かる!って思わなかったでしょう。先生には感謝しています。

社会人になると相手を尊重する、というのがなかなか難しくなります。歳を取るとなおさら…
それでも、自分の考えを押し通すだけでなく、飲み込んで考えてもらうのも必要だな、と最近は感じます。あの時、先生が認めてくれたように。恩師の教えをこうして振り替えることは重要だと感じます。

今日は7キロジョグでした。
それでは、また次の更新で。

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