エクセル談義に花を咲かせ(3)

ひと昔前の話であるが、共用パソコンといって、同じ職場の人と1台のパソコンを使っている時代があった。

そのときに、キーボードの入力機能が「ひらがな入力」になっているとイラっとしたものである。

ワープロ世代の中高年の多くは、スマホの文字入力も、かなキーを連打するやり方だろう。(例えば、「お」であれば、「あ」の文字キーを5回打つことになる。)

私は、スマホもパソコンもローマ字入力方式である。こちらのほうが、マスターすれば、ひらがな入力より断然早い。

ひらがな入力にこだわっている人が、エクセルに慣れるにはものすごい時間がかかる。

昨日も説明したとおり、エクセルは数字とアルファベット、記号(数式)の組み合わせでコンピュータに指示を出すわけであるから、かな入力の思考回路では、脳がついていけない。

ただでさえ、加齢による作業効率の衰えが出始めている年代なのに、こだわりを捨てないのは、ものすごく損なのである。

あと、ひらがな入力にこだわっている人は、片手でキーを押していることが多い。これも、よけいにスピードが落ちる要因なので、両手で手際よく入力できるように練習する必要があるだろう。

エクセルを本格的にマスターしたいなら、まず、上述した内容をしっかりと体に染み込ませることである。



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