年末の歌い納め
御用納めの日は、人それぞれ退勤後の予定があるだろう。
いつもどおりさっさと帰宅して家族と過ごす人もいれば、気心の知れた同僚や友人と一緒に1年を振り返って飲む人もいるだろう。
目下、インフルもコロナも増加傾向であるが、ここまで来たら、もう自己管理能力が問われる。
私の場合、相変わらず、食事中以外はマスク着用を徹底しているし、自分と同様に感染予防を徹底している人としか飲みに行かない。
それで今日は、仕事納めに加えて、カラオケ店で歌い納めもしてきた。
2時間に限定して、好きな歌を思いっきり歌ってきた。一緒に行った同僚の選曲の中には、山口百恵の歌もあった。
その歌のひとつが、『さよならの向う側』だったのだが、改めて歌詞を見ると、いい歌詞だなあと感じた。阿木燿子作詞、宇崎竜童作曲である。
また、今は亡き本田美奈子の歌も聞いたが、生きてたらもう56才。今、山口百恵が63才。
本田美奈子と同じように、急性骨髄性白血病になった岡村孝子の『夢をあきらめないで』も同僚と歌ったが、その岡村孝子も60才。
いやあ、いつの間にか、みんな年を取ったものだと思いながら、気持ちよく、そして懐かしく、過ぎ去った時代を愛おしく感じた。
気づいたことは、もうひとつある。
昔の歌って、『さよならの向う側』も『夢をあきらめないで』も、語りかけるような歌詞になっていることが多い。
今の歌って、魂の叫びのイメージが多いのか、歌い手の自己主張に聞き手が共感するタイプ?のような気がする。
私は、今年も甲斐バンドの『安奈』を歌った。誰かに語りかけるように。