生活の知恵講座【第54回】

職場では、業務分担が可能な限りなされていて、自分の担当はどこからどこまでかという明確な線引きができているところもあれば、誰が担当というわけでもなく責任の所在が曖昧な部分もある。

今日は、3つ目のポイントとして、「事前確認」を挙げることにしよう。

線引きがきちんとできていない部分があると、私たちは往々にして責任のなすりつけあいをしてしまうことがある。

仕事ができる人は、その線引きが自分の中でできているわけで、曖昧な部分があれば、トラブルが起きる前に事前確認を怠らないようにしている。

「これは、○○さんの担当で合っていましたか?私は、どこまでやればよいでしょうか?」と事前に問い合わせ、相手の言質をとっている。

相手は、よく考えて答えないと、あとで「いやぁ、あのときは勘違いしていました。」なんて言おうものなら、明らかに分が悪くなる。「あのとき、念押ししましたよね?」と言われてしまうと、返す言葉がない。

結局、先に確認をとって線引きがきちんとできていた人の勝ちなのである。

さて、ふだんの生活でも、配偶者や子ども相手に、同様のトラブルが起こっていることはないだろうか。

思い当たることがあれば、次は、あなたが勝ち誇れるように改善を図るとよいだろう。

本来は、勝ち負けの問題ではないのだが、やはり自分に自信を持てるようにすることが大事なのである。




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