戦場のメリークリスマス
ロシアのウクライナ侵攻から、明日で10ヶ月である。
今年のクリスマスは、『戦場のメリークリスマス』の映画や、坂本龍一の音楽を思い出してしまう。
私たちは、今年も平和にクリスマスを迎えられるわけだが、ただ楽しむのは、申し訳ない気持ちになる。
今このときでも、ミサイルにおびえるウクライナの子どもたちがいて、その母親たちも我が子を安心させようと精一杯なのである。
だから、クリスマス気分に浸りつつも、遠い異国での戦禍にも目を向け、早く穏やかな日常が戻ってくることを祈ろう。
そもそもクリスマスは、キリストの生誕を祝う日である。
また、クリスマスの日である12月25日は、昭和2年から昭和22年までは、大正天皇祭として休日になっていた。
大正天皇が崩御したのが、12月25日だったからである。
今日は、平成天皇(今の上皇さま)の誕生日で、4年前までは、12月23日は祝日だった。
令和2年から、今の天皇の誕生日だからという理由で、2月23日が祝日になった。
日本人である以上、西洋から取り入れたクリスマスだけでなく、自分の国の祝日にも関心を持ち、正しい知識を身に付けないと、訪日外国人の前で恥ずかしい思いをするかもしれない。
とりあえず、『戦場のメリークリスマス』は、もう一度見ておきたい。
日本も、ウクライナの戦禍を他人事とは思えなくなる日が来るかもしれないのだから。