エクセル談義に花を咲かせ(1)
新年度の新シリーズを、今日から始めよう。
最近、目を覆いたくなるほど、課題が浮き彫りになっているのが中高年の事務処理能力である。
今や、一昔前と違って、ワードやエクセルで文書作成をするのは当たり前の時代である。
ところが、文字入力すらスピードが遅い、ワードのほうが使い勝手が良いのに、わざわざエクセルにこだわる人がいる。
それだけエクセルにこだわるということは、種々の機能を使いこなしているかといえば、そうではない。
行の高さや列の幅の調整ができることを知らずに、文字がセルからはみ出ると言う。
折り返して表示する機能があることを知らずに、文が途中で切れていると言う。
エクセル計算の機能を使わずに、電卓で合計を出しましたと言う。(しかも、電卓ですら正確に計算できていない)
頼むから、最低限の知識は自宅で習得してきてくれと毎回言いたくなるのを我慢しながら、これはこうすると早くできますよと教える。
「へえ、そんなことができるんですか!」と驚くのは一瞬、忘れるのも一瞬。
数日たって、「あれ、どうやるんでしたっけね?」と聞いてくる。
せめてメモしてください。
というわけで、明日からお楽しみに。
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