今昔バス物語(6)

今の高速バスは、3列独立シートだと、通路側のカーテンを閉めて自分だけのプライベート空間を作れる。

スマホを充電するためのコンセントやフリーWi-Fiも完備されている。前の人が座席を後ろに倒しても、以前のバスほど狭くは感じなくなった。

もっと充実しているところでは、ブランケットやおしぼりもついているようである。

さて、そんな高速バスも、ネットで予約するほうがオトクな時代になった。

今でも、高速バスセンターの窓口で直接チケットを購入している人がいるようだが、快適なバス旅を望むなら、1ヶ月前にネット予約するほうがオトクなのである。

また、ネット予約する場合、①発車オーライネット、②高速バスドットコム、③ハイウェイバスドットコムの、3つのサイトの会員アカウントを持っていると良い。

同じ方面のバスでも、バス会社によって、座席のタイプが違うし、サービスも違う。また、停まるサービスエリアやバス停も違うし、値段も違う。所要時間も違うし、発車時刻も違う。空席状況も違う。

私は、サービスエリアでの休憩時にサッと降りられてサッと戻れるように、ネット予約時に一番前の座席をよく取っている。

バスのチケットも、モバイルチケットを選択し、乗車時もスマホの画面を見せてサッと乗っている。紙のチケットだと、降車するまでずっと持っていなければならないときもある。

だが、モバイルチケットなら、スマホさえ紛失しなければよいわけだから、気が楽である。

とにかく、高速バスの予約サイトは、上記の3つはチェックしておいたほうが良いだろう。「えっ?こっちのサイトに載っているバスのほうがいいじゃん。」という発見が、私にもあったからだ。

昔に比べて、昼間も高速バスが全国各地を走っているのが当たり前の時代になった。

そして、各社が競って所要時間やサービスの充実度をPRするようになった。

だからこそ、そのサービスを比較せずに乗るのは、もったいないのである。


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