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過去の体験記

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過去、鬱になったきっかけから、 さかのぼって書いてるダークな連載記事です。 まとめて読みやすくなってます。
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#いま私にできること

私が鬱になるきっかけ。体験記①

なんの取り柄もなかった私は、将来にやりたいことも漠然としていて、適当に入れる高校に入学し、悶々と学校生活を過ごしていた。 毎日が楽しい訳でもなく、思春期だった頃は、周りや自分の容姿、学力を比べて、一喜一憂したり、ちょっと目立ったヤツが居れば、ヒソヒソと噂話しをしている、ちっぽけな人間だった。 高3になり、バイトを始めてから一気に学力が落ちて、勉強に身が入らなくなった。 バイト先に好きな人が出来たからだ。 週末は、朝から夜遅くまで働いて、少しでも長く彼と一緒に居たかった

先輩達の豹変 摂食障害の私 体験記⑩

往復3時間かけて通っていた会社にも、だんだん慣れて来たが、クセの強い先輩にはなかなか慣れなかった。 私達後輩には、厳しくガミガミ言ってくる先輩。 気に入ってる男性には、ネコみたいに豹変してあれこれ話しかける。 それを仕事中私達がいる目の前でやるから凄い! 相手が迷惑な態度を見せてもお構い無し。 それでもめげずにアピールしていた先輩は、いつしか矛先を別のターゲットに向けていた。そしてあっという間に付き合い出し、寿退社していった。 退社してからも会社には、あのクルクルパーマの甲

自由になりたくて 摂食障害の私 体験記⑭

暑い日が続いて毎朝満員電車に乗り、 疲れた身体をつり革で支えながらまた家に帰る。 その繰り返し。 ゆっくり眠れず いつも何か空虚感だけがあった。 家に帰ってきたら食べたり食べなかったり。 食べ過ぎたと思ったら、罪悪感に襲われてもっと食べてしまい、今度は吐くまで食べる悪循環。 そんな事をやっている自分に嫌気がさして、また自暴自棄になる。 だんだん会社に行ってる意味がわからなくなって、生きている意味がわからなくなって 知らないうちに電車から見える景色の色が消えていった。

救えたかもしれない命 体験記⑰

高校時代は、そんなに一緒に遊んだ事がなかった女友達。 会社を退職してから、なんとなく連絡を取るようになり、たまに一緒に遊んでいた。 高校三年間同じクラスだった彼女、かなり無口だが、とっても個性的で私には気になる存在だった。 たまに仲の良い友達にからかわれて、 笑いながら突っ込まれる所が愛されキャラで面白かった。 彼女とは、よく渋谷や原宿で待ち合わせをして、 雑貨屋さん巡りをしたり、お洒落なカフェでお茶したり、ぶらぶらと表参道を散歩した。 何の話をするわけでもなく、