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「雇われずに生きる力」を伸ばす子育て

「学歴と生涯収入は比例する」
って本当?

私は信じていない。

経営コンサルタントとして、
これまで何千人もの経営者、自営業者、フリーランスに出会ってきた。
そこで気づいたのは、
成功している人や幸せに生きている人は、
必ずしも高学歴ではないということ。

むしろ、学生時代にヤンチャして
早く社会に出た人のほうが、大きな成果を出しているというケースは多い。

「学歴があるから収入が高い」
「学歴がないから収入が低い」
そんな単純な話じゃない。

…と今では思っているが、かつての私は違った。


学歴が人生を決めると信じていた。

「いい大学に行けば、いい会社に入れて、いい人生が送れる」
そう親から教えられてきた。

だから、少しでも偏差値の高い大学を目指し、
知名度の高い大企業に就職し、
親が喜びそうな高学歴のエリートと結婚した。

これで人生バラ色。にはならなかった。


大企業を2年半で退職

新卒で入った大企業は勤務地も配属先も、自分の希望は通らない。

配属されたのは経理。
契約書や請求書のミスをチェックする仕事だったが、
ズボラな私にはどう考えても向いていなかった。

他人のミスに気づけず、
「お前の目は節穴か」と上司に怒鳴られる日々。

限界を感じて異動願いを出したが、
「10年早い」と却下された。

結局、我慢できずに退職。


エリートとの結婚生活

「やっぱり女の幸せは結婚よ!」
そう思って、人様に自慢できる
「高学歴エリート」と結婚した。

これで人生バラ色。にはならなかった。

夫の食事。夫の洗濯。夫の散らかした部屋の片付け。
共働きだった私は
独身の時よりもやることが増え、ストレスが溜まる日々。
「何のために結婚したんだろう。」

私は結婚に理想を抱きすぎていた。
「愛」を忘れていた。


経営コンサルタントになって気づいたこと

結局、
高学歴も、大企業勤めも、エリート妻も、
私には続かなかった。

そこから、
山に籠ったり、実家に帰ったり、
派遣社員になったり、水商売したり、バーテンダーになったり、
紆余曲折を経て、経営コンサルタントになった。

そして、多くの「雇われずに生きている人」と出会い、気づいた。

成功する人、幸せに生きている人は、学歴ではなく「人間力」がすごい。

たとえば、向上心、探求心、学習力、行動力、決断力、直感力、洞察力、レジリエンス、忍耐力、反骨精神、創造力、人脈、優しさ、誠実さ、コミュニケーション力、セルフマネジメント力、自己肯定感…etc

すべて偏差値では測れない力。


それから私は必至に人間力を学んだ。

成果を出している人たちの著書を読み、
講座、講演を聴き、
そして、成果を出している人の側で
一緒に仕事をさせてもらいながら、
さまざまな経験を積んだ。

その結果、徐々に成果を出せるようになり、
プライベートでも人生は好転していった。



そして、私が学んだノウハウを
今の夫に教えたら、夫の年商は1億円を超え、
世界中から取引のオファーが来るようになった。
(ちなみに夫は高校中退の1人社長。)

学歴がなくても、人間力を磨けば、
稼げるし、幸せになれる。
私はそう確信している。


そもそも、昔はみんな自営業だった。

戦後、私の実家は豆腐屋、
隣は床屋、向かいは下駄屋、後ろは酒屋だった。

みんな自分で商売をしていた。
サラリーマンはほとんどいなかった。

しかし、高度成長期とともに、
「いい会社に就職すれば安泰」という価値観が広がった。

でも今は違う。
大企業でも倒産、買収、リストラが当たり前の時代。
それに、人生100年時代に突入、
定年後の人生は長すぎる。

こんな時代だからこそ、
雇われずに生きる力は大事だと私は思う。


雇われずに生きている人に定年はない。

たとえ、体力が衰えても、
自分の能力に見合った仕事に切り替えられる。

なぜなら、雇われずに生きてきた人は、
自分の力で仕事を作り出せるからだ。


私が子どもたちに伝えたいこと

大企業に入りたければ、学歴があると就職は有利なのはたしかだ。
でも、企業に人生の舵を握られ、
企業の都合で振り回されるよりも

自分の力で人生を切り開き、自由に楽しく生きてほしい。
自分の人生は、自分で舵を取れる大人になってほしい。

だからこそ、
私はこれまで経営コンサルタントとして
培ってきた経験やノウハウを活かして
子供たちの人間力を伸ばす子育てをしようと思っている。

もし、この考えに共感してくれる人がいるのなら——
私自身、試行錯誤の連続だけど、
これまでの子育ての学び、実践してきたこと、
悩み、気づき
を、惜しみなく発信していきたい。

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