「あ、見て!僕が映ってる!」 息子と一緒に病院に行ったときのこと。 入り口に設置された体温測定用のモニターを指さして、息子が嬉しそうに叫んだ。 確かに、息子の顔が映っている。 その隣には……え?誰?おばさん? モニターに映るそのおばさんの顔を、私は思わず二度見した。 「誰だこの人?」と心の中で問いかける私に、息子が満面の笑みで答えた。 「お母さん!」 やっぱり?私……だよね。 まるでアフリカ大陸のように広がったシミ。 古びた和紙のようにくすんだ肌。 重力に完全に支
「億越え社長になりたい!」 起業したての頃。私の目標は、ただひたすら「億越え」。 億越えする事業を考えて、 億越えする計画を立てて、 億越えするために働いた。 でも、妊娠。出産。子育て。繰り返すうちに、気づく。 時間も体力も限界がある。 思うように働けない自分。もどかしい日々。 それでも自分に言い聞かせる。 「子育てしながら億越えしてる女性社長なんてたくさんいる!」っと。 子育ての合間を縫い、時間を捻出し、 子育てしながらでもできる事業を模索する日々。 「どうすれ
月給×時間の限界 「飲食店を始めるには1000万円必要」 素直な私はすっかり真に受けた。 おしゃっ、貯めてやる! 26歳。まだ体力には自信がある! 平日 朝9時~夕方17時、派遣会社で働き。 平日 夜18時~深夜0時、総菜BARで働き。 週末は 深夜4時まで働いた。 さすがに半年くらい経った頃、疲労がピークに。 この生活、いつまで続ける? ふと計算してみた。 1000万円=時給(派遣1500円、BAR1000円)×労働時間 あれ?この生活、10年続けなきゃ1000万円貯
20年前。 彼氏「誕生日に何が欲しい?」 私「時間が欲しい。」 (↑可愛げのない女) 会社員の私は寝る暇(飲む暇)もないくらい忙しかった。 夜中の2時、3時にメールが飛び交っているのが当たり前。 ある日、先輩からのメール返信がピタッと止まった。 翌日、「どうしたんですか?」と聞くと、 家でも仕事ばっかりしていた先輩に奥様がブチ切れ。 パソコンを壊したんだそう。 しかもこれで3回目。 いくら仕事ができて、高給取りでも 家族との時間がなくて家庭崩壊…。そんな人生は嫌だ。
元夫とは喧嘩ばかり。 「靴下を片付けろ」「行儀が悪い」「金遣いが荒い」「早く大人になれ!」 「私はあんたのママじゃない!」 「あなたといると、私が嫌な女になっていく」 毎日イライラの連続。 元夫とは価値観が違ったんだ。だから仕方ない。と思って別れた。 あれから20年。 出会いと別れを繰り返して気づいたことがある。 価値観の合う人なんていない。 今の夫は、価値観も性格も真逆。 夫は朝型、私は夜型。 夫は潔癖、私はズボラ。 夫は人付き合いが苦手、私はコミュ力高め。 夫は専
**「ADHDは個性?」** うちの子、もしかしてADHDかも? そんな風に思うようになったのは、息子が小学3年生になった頃。 幼稚園の時から確かに忘れ物は多かったけど、小学校に入ってからはそれが顕著になった。 忘れ物をしないように何度も注意するけど、全く改善の兆しがない。 これってちょっと普通じゃないかも?と思い、 ADHDについて調べ始めたら… 「もしかして、私もADHDなんじゃない?」と気づいてしまった話。 **ADHDあるある=私あるある** 例えば、子供の弁当を
私の親は共働きだった。 だから、大人になったら自分も自然と働くんだと思っていたし、 そうしていきたいと思ってた。 だけど、主人は違った。 彼の親は専業主婦だったから私にも専業主婦を望んだ。 「お母さんは家にいるのが普通だよ。それに 仕事と子育て、どっちも完璧に両立なんて無理だよ」っと。 でも、私は 共働きで子育てしてきた母親の姿を見てきたから 「そんなことない!両立はできる!」と思ってた。 でも・・・ 無理だったぁ…(笑) だって核家族なんで。 だってワンオペな