最近、左手を発見した|2m7d
「ハンドリガード」という、自分の手を自分の手として認知する過程のしぐさが見られるようになってきて面白い。
これまでも拳しゃぶりをすることはあったけれど、「たまたま手が口元に来たから吸っています」という感じで、それがまさか己の手だとは思っていない様子だった。眠りにつく直前、手足をジタバタするせいで自分の拳で自分の頬をグイグイ押してしまって眠れず、ウーウー唸っている様子を見ると、手の動きを自分でコントロールできていないのがよく分かる。
でも最近は腕をブンブン動かしているうちに、ふと右手が視界に入り、じーーと見つめる。手が口元に来た拍子に、でろんでろんに舐めて確かめては、また見つめる。というのをひたすら繰り返すことが増えてきた。
まだ完全に認知しているわけではなさそうだし、相変わらず手足は本人の意思とは関係なくジタバタ動いているようだけれど、五感総動員で世界を広げている様子を、そっと見守る時間が愛おしい。
ちなみに、右手はまだ発見していないご様子。はやく見つかるといいね〜。