わたし、物件契約をする - 【所有者不明土地管理制度をやってみた?!】
通路の持分については、やっとこさ進展があったのですが、並行して進めていた物件の購入ですが、実はまだ契約締結ができていません。
そもそも所有者不明土地管理制度に行き着いたのは、金融機関からの「私道の通行・掘削の同意書」の要請がきっかけです。
5人の持分権者のうち、2人からは同意書はいただけましたが、残りの3名から同意書をいただくことが不可能なため、持分取得に動いたのです。
金融機関的には同意書が必須であり、そうなると管理命令が出た後の融資になってしまいます。それから物件を購入しようとして、もし購入できなくなってしまったらば、なんのための持分買取なのか・・・。
そこで、4割程度の融資をしてくれることになっていた金融機関に、他物件を共同担保に入れる形にして、なんとか8割程度の融資を出してもらい、物件購入を進めていました。
しかし、売主さんなのか売主さん側仲介不動産なのか、いずれにせよ動きが鈍いようで、こちら側の仲介不動産会社さんも、かなり手間取っていたようです。
諸々の準備が済んで、ようやく契約に漕ぎ着けたのが7月末。初めの買付が3月末だったので、まるまる4ヶ月かかってしまいました。
無事に契約が済み、一週間程度で残金振り込み、物件引き渡しということになり、ほっとするとともに、後戻りのできない一歩を踏み出したということを改めて感じました。
通路持分が取得できていない、まだまだふわふわした物件であるので、やはり少し心配になります。
けれども民泊として考えた際には、非常に魅力的な物件であり、なんとかして全てをやり切ろうと覚悟を決めました。