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わたし、管理人と面談する - 【所有者不明土地管理制度をやってみた?!】

11月の2週になり、管理人に選定された弁護士事務所から連絡があり、日程調整の上、第3週に訪問することになりました。

今まで収取した資料を全て提げて、約束した時間に弁護士事務所にうかがいました。

管理人に選定された弁護士さんと名刺交換をして、打ち合わせが始まります。

その弁護士さん曰く、相続や会社法に基づく財産管理は経験があるものの、所有者不明土地管理命令の管理人は初めてであり、裁判所と相談しながらやっていくことになることだろうとのこと。

まぁ、今年施行の制度であり、そりゃまぁ、しょうがないですね。

逆に、弁護士さんからは、弁護士さんなしで案件を進めていることについて、驚かれてしまった次第。

私としても弁護士さんにお願いできるものであれば、お願いしたいですが、どう考えても経費負けする案件なので、仕方なく自分でやっているというのが本当のところ。せっかく良い制度ができても、経済合理性が整わないと使えないので、手付かずになってしまう案件も多いんだろうなぁと改めて思いました。

弁護士さんに今後の流れをうかがうと、売買金額を定めて、裁判所に確認をして、売買契約と登記を行うとのこと。

ちなみに売買金額はいくらぐらいと考えていますか?との質問。

先に土地の評価書を裁判資料に添付しましたが、管理人費用もこちら負担だし、不動産仲介会社からは他人には必要ない土地なので、ほぼ無価値ですね、との話もあったので、「いろいろ経費もかかっているので、なるべく安く、、、、0円だとありがたいです。」とダメもとで言ってみます。

すると弁護士さん「いやいや、それはないでしょう。」と、ちょっとピリつきます。
「私は、所有者不明土地の管理人であり、不明所有者の側ですから。」とのこと。

和やかな打ち合わせだったので、すっかり気が緩んでいましたが、管理人さんとは利益相反の関係です。

そうは言ってもかなり気を配っていただいているようで、「何か客観的で根拠のある上申書を出すのがいいのではないですか」とのこと。

上申書と言われると、偉い人にめっちゃ頭を下げてお願いをする、田中正造の直訴的な書類でしょうか?

そもそも上申書なんて見たことも、書いたことがありません。

それに土地の価格の客観的資料と言われるとなかなか難しいのですが、とりあえずいくつかの不動産会社さんに評価をしてもらい、それで作成することにしました。

弁護士さんの方でも知り合いの不動産会社さんに査定を依頼するとのこと。

この評価額、結構重要になりそうです。

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