わたし、役所巡りをする(再び法務局) - 【所有者不明土地管理制度をやってみた?!】
何はともあれ、山下さん(女)の「大田区〇〇町●丁目×××番地」の現在の住所を割り出さなければいけません。
共有持分者の経緯をみてみても、おそらく近くのはず!
こうなったら分筆を遡っていくまでです。
はじめに物件の登記簿(全部事項証明書)をみてみましたが、どこから分筆したかわかりません。
法務局に聞いてみると、現在の登記簿以前の記録は、いわゆる閉鎖登記簿というものに記載があるとのこと。
法務局で閲覧できるとのことだったので、再び法務局へ向かいます。
大田区の管轄法務局である東京法務局城南出張所で、閉鎖登記の閲覧を申請すると、ガランとした閲覧所へ案内されます。
登記簿取得のため法務局に来るたびに、なんか開いているスペースがあるなぁと思っていましたが、閲覧に使うスペースだということを初めて知りました。
結構広いのですが、果たしてここが満席になるようなことがあるのでしょうか。
少し待っていると、職員さんが大きなファイルを持ってきてくれました。
古びた紙が大量に綴ってあり、まるで古文書のようです。
改めて公図を見てみると、「大田区〇〇町●丁目□番」は40程度の地番に分割されています。
ちょっと気が遠くなったのですが、よくよく見てみると、北側・真ん中・南側に大きくわかれています。
地番は順番に数字を割り振られているので、通路と物件の地番から考えると、真ん中と南側は対象から外してもかまわなそうです。
分筆の履歴を調べるために、閉鎖登記簿をめくってみます。
時代が時代なので、手書きの記述でかなり読みにくいです。
四苦八苦して読み進めるも、どうも壁に突き当たってしまいます。
何やら情報が足りないのです。
職員さんに「これより古い情報ってどう調べるのですか?」と聞いてみると、それより古い情報は土地台帳というものに記載があるとのこと。
閉鎖登記簿よりも、古いものがあったのか・・・。