わたし、東京地方裁判所に行く - 【所有者不明土地管理制度をやってみた?!】
数日して無事(?)に、レターパックが戻ってきたので、探索資料に、「ア 書面を送付した」に丸をつけ、発送日を記入し、還付に丸をつけ、レターパックのコピーを添付します。
これで全ての資料が揃ったので、東京地方裁判所に持って行くことにします。
申立に予約が必要なのかと地裁に確認の電話をしたら、特に必要がないとのこと。しかも申立に必要な収入印紙や切手は地裁の地下の郵便局でセットとして売っているとのことなので、そこで購入することにしました。
ここではじめて、東京地裁ってどこだっけ?とGoogleマップで調べます。
東京地裁って霞ヶ関にあるんですね。初めて知りました。
クリアファイルに申立書、添付書類を一式まとめ、いざ東京地裁に出陣です。
初めての東京地裁、というか裁判所自体いくのが初めてです。
地裁の入り口は、弁護士と一般に分かれていました。
(ナンデ、弁護士ト一般ニ分カレテイルンダロウ・・・?)
セキュリティチェックを受けて、中に入りますが、思ったより人がいます。
民事22部を案内板で確認すると3階とのこと。とはいえ、まずは郵便局に行かなくてはいけないので、地下に向かいます。
地下の郵便局で切手セット(裁判セット?)と収入印紙を購入し、3階に向かいます。
3階の廊下はやや薄暗く(気分的にそう思えただけかもしれませんが・・・)、うってかわってひと気がありません。
民事22部の部屋にたどり着き、恐る恐る「所有者不明土地管理命令の件できたのですが・・・」というと、受付の方が担当者を案内してくれました。
持ってきたクリアファイルから資料を出すと、ホッチキスで止めてくださいとのこと。
資料をまとめて左上を止めようとすると、いやいやこことここ、と、左の2箇所(ちょうど2穴リングの穴の空いているところ)を指定されます。
どうやら、裁判資料は本のような形にして提出しなければいけないようです。
言われるままに、ホッチキスをして、収入印紙を貼って、郵便切手と一緒に渡しました。
少し待っていてくださいと言われ、待合室で待っていると、事務の方に呼び出されました。
再度受付に行くと、「受付票」なる紙を渡されました。
どうやらこれで申立がされたようです。うーん、ちょっと拍子抜けであっさり。
「裁判所」「事件」というので、もっとものものしいものを想定していたのですが、区役所の事務手続きと変わりません。
まぁ、裁判所の職員の方々も毎日申立の受理をされているので、まぁこんなものかもしれません。
受付票には「事件番号」として「令和5年(チ)第○○○○号」と番号が書いてあります。
これで正式に事件となった(?)ようです。
ちなみに受付票を渡される時に、不足しているいくつかの資料を持ってくるように言われました。
固定資産評価証明書、全部事項証明書、地図に準ずる図面など。
あれ?、全部事項証明書(登記簿)と地図に準ずる図面(公図)は添付していますよ。というと、これではダメですとのこと。
実は添付していたものは、インターネットの登記情報提供サービスから取得したPDFを印刷したもの。
どうやら申立に添付する登記簿と公図は、法務局で取得するハンコのある原本でなくてはいけないようです。
うーん、なんだかめんどくさい。ちょっとお役所的な香りがします。(というか、お役所ですが・・・)
しょうがない、都税事務所と法務局に行くしかありません。