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わたし、銀行振込に苦労する - 【所有者不明土地管理制度をやってみた?!】

保管金の振込のために、近所の三菱UFJ銀行へと出向きます。

発券機で番号受け取り、少し待った後に、番号が呼ばれたので、窓口に向かいます。

「振込をお願いしたいのですが・・・」と、振込用紙を渡すと、少々お待ちくださいと、窓口の方が振込用紙を手に、奥に下がってしまいました。

銀行据付の振込用紙ではなかったので、新たに何か書かなくてはいけないのかなと思い、ちょっと面倒だなぁなど思っていたら、窓口の方が戻ってきました。

「こちら振込は口座からですか?」と聞かれます。

このデジタル時代、振込なんかもネット経由で行っているので、所有している銀行口座はネット銀行ばかりです。

当然、三菱UFJ銀行の口座も持っていなかったので、わざわざコンビニで振り込むための現金を下ろしてきたぐらいです。

なので「御行の口座を持っていないので、現金で振り込みます。」と言うと、またもや奥に引っ込みます。

たかが振込に何を手間取っているのかなと、待っていると、再び窓口の方が戻ってきて、こう言います。

「大変申し訳ないのですが、現金でのお振込をお受付することはできません」とのこと。

はい?

どう言うことでしょう?

「振込できないって、どう言うことでしょうか?」と聞くと、

「お振込先の口座が問題ないものか、わからないので、現金でのお振込は受け付けられません」と説明されます。

いや、いや、いや、いや。

これって、三菱UFJ銀行から、三菱UFJ銀行の新丸の内支店の東京地裁の口座への振り込みですよ。

振込先の口座が問題ないかわかりませんって、自行の口座じゃないですか!

しかも、よくわからない民間企業や個人であればまだしも、振込先は公的機関。

その公的機関の中でも、司法府ですよ!

それに振込用紙は、裁判所がつくったのか、三菱UFJ銀行がつくったのかはわかりませんが、保管金振込用の専用用紙です。

もし、現金での振込ができないのであれば、裁判所保管金が必要な法的手続きは、三菱UFJ銀行の口座を持っていない人は、できないことになっちゃいます。

そんな馬鹿げた話があるはずもありません。

「口座に問題ないかがわからないとおっしゃっていましたが、御行の口座ですし、振込先は裁判所なんで、もう一度確認してもらっていいですか?」と、伝えます。

窓口の方、困った顔をして、三たび奥に相談に行きます。

裁判所に振込しようとしているだけなのに、私の方が犯罪者みたいな感じです。

少しすると、先輩のような方と一緒に窓口の方が出てきて、「こちら、受付させてもらいます」とのこと。

保管金となる現金を渡して、なんとか無事に振り込んでもらいました。

今回、もう一度確認してくださいと粘ったから受け付けてくれたのか、そもそも先方の勘違いだったのかわかりませんが、もし現金振込が受け付けられないマニュアルになっていたら、大変なことです。

犯罪による収益移転防止というのもわかりますが、せめて国や地方自治体などの公的機関への振込だけは、現金でも金額無制限に受け付けて欲しいものです。(そもそも、取締り側だし、自らつくったルールなので・・・)

SNSの本人認証マークじゃないですが、公的機関の口座の認証ぐらいすぐできるはずだし、そこに犯罪収益が移転されてしまっても、そんなに問題はないはずですから。

財務省の口座にオレオレ詐欺の収益が振り込まれて、警察が犯罪グループを捕まえた後に、被害を差し押さえようとしたけど、第三者の財務省の口座にあるので、差し押さえられなかった、とかになるのでしょうか?

とにかく、裁判所に振り込むだけで、一苦労でした・・・。

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