わたし、役所巡りをする(再び大田区役所) - 【所有者不明土地管理制度をやってみた?!】
旧住所が◎丁目になっている現象を解き明かすために、さらなるGoogle検索に挑みます。
思いつく限りのキーワードを入れて、あれこれと調べていると、ある記述を見つけました。
「1958年に大田区〇〇町は一〜六丁目に再編」
あれ?
住居表示は1964年
再編が1958年
所有権売買が1955年
住居表示新旧対照案内図に記載の住所は1964年のものだから、1958年の再編によって1955年の住所が変わってしまったのかもしれません。
詳細をネットで調べるものの、古くニッチな情報なので、全くヒットしません。
もうこうなったら、区役所で聞いてみるしかありません。
ということで、電話で事情を話して、区役所に足を運びました。
対応してくれたのは、戸籍住民課の職員さん。
事前に内容を伝えていたこともあって、調べておいてくれたようです。
文書のようなものはないようで、メモをとりながら話を伺います。
するとどうやら、
元々は「大田区〇〇町●丁目×××番地1から13」が、昭和33年(1958年)の町名地番整理によって「大田区〇〇町◎丁目□番地1からX」になり、昭和42年(1967年)の住居表示により「大田区〇〇町●丁目□番1号からX号」になったとのこと。
●丁目が◎丁目になり、たった9年でまた●丁目に戻ったという、なんともせわしないことになっていたようです。
よくよく住居表示新旧対照案内図を見てみると、他の丁目もすべからく丁目がかわっており、一体この町でどのような綱引きがあったんだろうと、ちょっと深掘りをしたくなってしまいます。
ともあれ、予想は当たっており、「大田区〇〇町●丁目×××番地」は現在の「大田区〇〇町●丁目」ということがわかりました。
これを裁判所に提出するためには、何か公的な資料がなくてはいけないので、職員さんにお願いをすると、証明書を作ってくれるとのこと。
職員さん、素晴らしい!
大田区役所、優秀です!