小学校オンライン授業についての懸念点
順調に新型コロナウイルス罹患者・重傷者等が減少傾向にあり、ワクチン接種率が上がって来ているからとの見解が大方の様ですね。
但し、第6波が来ないとも言い切れない状況ですので、各学校でいつでもオンライン授業に移行できるよう準備されていますね。
これ自体は良い傾向であり、デジタル分野で大きく遅れをとっている我が国・日本にとっては、早急に整備すべき部分だとは思います。
が、一方で懸念事項が大きく2つあるな❕と感じています。
①ハード面
GIGAスクール構想で1人1台のタブレット配布は完備されたものの、私立校など公立校以外でないと、現実的に毎日数時間ずつの授業体制を整えることは予算的にも難しいのでは?!
極一部、渋谷区などの公立校ではカナリ進んでおり、私立校並みとは聞いたことがありますが(本当かなぁ…)、都内であっても各地域で完璧な整備が出来るとは考えにくいです。
②ソフト面
公立校に於いて、先生方の対応力が、まちまちの印象。デジタルネイティブ世代の先生ならいざ知らず・・・それでもノウハウがなさそう…
ハイブリット対応など恐らく以ての外でしょう。
そして見えにくい問題として・・・
小学生が4時間前後のオンライン授業を受ける場合、保護者など大人の付き添いが必須になると思います。
学年によっては在宅勤務で片手間対応ではチョット(相当)厳しい。
専業主婦で常に対応できる層もそんなに多くはない筈。
そこで、”コロナ対応休暇”が有給で整備されている会社に勤めている人の割合って、容易に想像してみて少ないでしょうね。
例え有給対応で整備されていたとしても、中長期的に使うことは気まずく、それを利用して休みづらいと感じる方も多いことが想定されます。ワーママ批判に繋がることも。
手持ちの有給休暇を切り崩していくのも限界があるでしょう。
派遣社員やパートさんであれば休んだ時間数・日数分、収入が減ったり、突然のオンライン授業対応での休暇を取ったりしたら、、、冷ややかな目線やその後、居づらくなったり、、、つまり死活問題にも発展しかねない・・・と想像できるのですよね。
時代の波に乗るという意味では当然、オンライン授業を試行錯誤しつつも推し進める必要性はあると思いますが、
昨年から言われ始め現代社会問題になっている女性の自殺率増加などにも繋がりかねない懸念事項を秘めているのでは⁈と、非常に心配している身としては、全国的なオンライン授業は、そんなに推し進めなくてもいい様な気がしてしまいます。
実際、どんなに整備が進んでいる環境でも、学校での対面よりオンライン授業の方が良い点は少ないことは、1週間強*の実践体験を通じて感じました。
*因みに私は、この期間は“コロナ対応有給休暇”で毎日半休しました。授業は午前中のみでしたので、午後はリモートオフィスにて勤務。取ろうと思えば終日つまり丸一日の有給休暇を手持ちの有給休暇とは別枠で毎日取得することも可能でした。
子どもの午後時間は、通常とは異なるサイクルや時間帯を申込み、学童や習い事へ行かせました。
実際、私学でのオンライン授業にてアプリなど非常に充実しており、主要科目に於いては然したる問題や不便を感じずに授業が行えた印象はあります。
ですが、家庭のサポートありき前提の仕組みと考えると単純に他国に遅れを取らないように只管推奨した方が良いとは言い切れない現実があるように感じています。
そして、例えオンライン授業環境が完備された学校であっても、“学級閉鎖”等、あくまでも【臨時】の際に限定した対応が、諸々の点から望ましいと強く思います。
〜続編〜
#まったねー 💫