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貴羽るきの詩

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詩です。
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2017年5月の記事一覧

どうしようもない時の、

おぼえなくてもいい歌をおぼえられなくていらいらとする。わたしは人生に必要ないものだけど言葉はたくさん話せたほうがいい。人間を選んだところで諦めなければならなかったことをいつまでも根にもっている。脳が重い。あした日が射すかどうかわからないから目をとじている。何もしないで、部屋にこもって、ほろびたあとのことを想像して。美しい? 骨はきっと真っ白で、ほろほろと風化して月がのぼるたびに舞いあがる。空に

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