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小澤征爾さんの音楽

昨日の訃報、小澤征爾さんがご逝去された。

日本人としてクラシック音楽の最高峰で活躍され続けた小澤征爾さん。
カラヤンやバーンスタインにも認められ、日本人で唯一ウィーンフィルのニューイヤーコンサートの指揮台に立った名実ともにセカイノオザワである。

※ラデツキー行進曲はアンコール曲で手拍子を入れるのが定番となっている

個人的には、小澤征爾さんはボストン響での活躍が印象的である。
特に離任演奏会でのマーラー9番は、普段マーラーなんて5番くらいしか聴かない私でも、この9番は名演と言える。

表題のない交響曲だが、全体として「別れ」や「死」がテーマになっている。
第4楽章を聴いていると、その惜別の思いが伝わってくる。

世界的に活躍していた小澤征爾さんだが、国内での活動も活発だった。
その中でも名演とされるのは、天覧公演にもなったブラームス1番(サイトウキネンオーケストラ)だと確信できる。

憂鬱な序奏。
暗から明へ。
人気があるがゆえ、演奏の良し悪しが分かれるこの曲をここまで惹きこむカリスマ性。
まさに魂の名演と言える。

最近は忙しさもあり、クラシックを聴きに行く機会がめっきり減っているが久しぶりにサントリーホールに行きたいな。

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