うつくしい人 2009年07月28日
汗をびっしょりかいて眠ったら
お母さんが心配してくれた
心配してくれる人がいるのは嬉しくて
ずっとずっと熱が出ていればいいと思った
自分の手足の感覚や動きがおとぎ話のようで
まったくウソのような感覚
引っ越すなってことじゃないの、
と言いながら、とうとう寂しいことを認めたお母さんは
ノースリーブのピンクのブラウスに
黒いネックレス、黒いパンプス
黒いネックレスなんて珍しいね?
というと
じいちゃんが昔買ってくれたのよ
じいちゃん、とはてっきり自分の父親かと思ったら
お父