界の軌跡感想(システム周り編)

どうも皆様ごきげんよう。
嫁はエレイン派らしいです。
嵩音ルイです。

界の軌跡、ひとまず無事にクリアまで漕ぎつけたわけですが。
トロフィーも6割くらいしか取れてない現状なので、続編の販売が決まったあたりでもう一回やりつつ回収に勤しむ予定です。

長くなりそうなので、システム周りを語る回とストーリー周りを語る回に分けます。
まずはシステム回。

僕という人間はファルコムのゲームにおいてシステム面は全幅の信頼を寄せてるんですが、今回も寄せた信頼は報われたかなと。

・クォーツ関係

クォーツ組みが軌跡シリーズにおいて一番楽しいところだと思ってまして。
様々な効果を持つクォーツを組み合わせて、様々なスキルを得る。
クォーツの組み合わせでそのキャラをどういう方向性にしていくか、頭を悩ませるのがなんだかんだ好きだったりします。

《黎》シリーズから変わらずステータス上げと特殊効果付与に特化して、特定の属性値が溜まるとスキルが発現する。
やっぱこれだよね。軌跡のクォーツ組みはこうあるべきです。
《閃》や《創》はアーツやスキルが全部外付けやクォーツ一個で完結するものばかりだったので、属性値とか特に考えなくていいただのステータス上げと化してたのちょっとだけ寂しかったんですよね。

ヘブンリーラックが楽しい。
ボーナスありきのゲームでスキルでボーナスを引っ張ってくるの、めちゃくちゃイイ。

組み合わせがなかなか上手くいったおかげで、うちの敏腕SCはスキルマシンと化しました。

・アーツドライバ関係

《黎》からの仕様ですが、アーツを完全に外付けにするという発想。
なかなかどうして面白いなと。
この辺は前作から特に変化がなかったので、特筆すべきこと他にあるかなぁという感じなんですが。

敢えて言うなら、好きにアーツを組み込めるフリースロットが大量にあるアーツドライバあるじゃないですか。
あれもっと個数欲しかったですね。《黎II》だと3つくらいあったと思うんですが、今回1個しか手に入ってない気がするので。
後半に差し掛かるにつれアーツの撃ち分けが必要になってくるので、あれがあるとないとでアーツ系キャラ(アークライド技術班・アルティナ・ナーディアあたり)の使用感が全然変わるんですよね。
ストーリー毎にアーツドライバを貸し借りするのもなんかナンセンスな気がしまして。

3つあるのに僕が取りこぼしてるだけだったらゴメンヨの精神。

・戦闘関係

めちゃくちゃ要素が増えてましたね。

●覚醒
フィールドバトルでめちゃくちゃ強くなるシステム。
フィールドバトルの火力の無さが(そういうコンセプトとはいえ)ちょっと気になってたので、リスクありとはいえ瞬間火力を出せるシステムを新しくお出ししてくれたのは有り難いですね。

曰く「グレンデルでアクションやりたかった」で生まれたシステムらしいですが、ヴァン以外にも恩恵があったのが助かりますね。

ただやっぱり使えるキャラが絞られるのがちょっと勿体無いというか。
ヴァンの他には聖痕持ち、剣聖、あと猫。
ヴァンが練気功で行けるなら他のキャラも似たようなノリで出来て良くないか?アーロンとかベルガルドとかさ。って気持ちはちょっとありました。
や、満足の方が大きいんですけどね。折角ならなぁ、の精神。

フィールドバトルで敵をスタンさせる→覚醒→即座にシャード展開
でなるべくブーストゲージを温存しながらコマンドバトルに覚醒の恩恵を持ち越してたのは内緒。

●ZOC
何の略だっけ?

フィールドバトルでは周りの動きを遅延させ、一方的にぶん殴れる。
コマンドバトルではブーストをMAXにすることで連続行動が出来る。(かつてのクロノドライブの役目)

これもいいね。超楽しい。
戦略性がより増えましたね。軌跡はやっぱり頭捻ってナンボよ。

Sクラフトの発動条件が緩和されたおかげで《黎II》ではブーストゲージが余りがちだったので、フルブーストやる動機が増えるのはいいですね。
余ってて勿体無いなーって時に手軽にターン数増やせるのも良い。

ただコレ敵も使ってくるんですよね。
死にかけのところにZOCで高火力クラフトを連続で叩き込まれた時は流石に焦りました。

●オーダー
これよこれ。コレ待ってたのよ。
ブーストゲージを消費して、一定ターンの間恩恵を得るシステム。

《創》でめちゃくちゃ楽しませてもらったので、復活嬉しかったです。
高難易度に挑むにあたってこれの有り無しはかなり手応え変わりますからね。

あと今回の改良点として有り難かったのが、敵が使ったオーダーをブーストゲージ多めに消費することで上書きできるシステム。

ありがとうございます。
こちらのオーダーは無惨にも叩き割られるのに相手のオーダーはフルターン受け続けなきゃいけないの、わりと憤懣やる方なかったですからね。つって。

ヴァンルートにおいてリゼットがスタメンになることが多かったんですが、彼女のオーダーめちゃくちゃ優秀なんですよね。さすがなんでもできる敏腕SC。

・黑の庭城

出たな、無限回廊に味を占めた裏ダンジョンシリーズ。

装備やらクォーツやら衣装なんかをたくさんいただけるので楽しくガチャを回してます。
おかげでストーリーの後半、ずっとエレインはレースクイーン衣装でした。
なんか知らんけどめっちゃ似合うんですよね。

ストーリー的にほとんど恩恵のなかった前回とは違って今回は結社関係のことを色々知れる場所となっていたので、攻略し甲斐はありましたね。
シメオンの兄貴好きだ。ほどほどに外道なのがイイ。あと声もいい。
ただ後半なんかは明言されてる通り直接ストーリーに関わるものではなくなるので、攻略のタイミングにやや困ったな〜という所感。

ボードゲームみたいなシステムに落とし込まれてるのはなかなか楽しかったですね。
ミッションのためにマップのリセマラありきなのはちょっとアレかもだが。

これ追加アップデートでエピソード増えたりするんですかね?
後々に控える《空》のリメイクを思うと、そんな暇なさそうなのがなんとも。

・クラフト関係

ファルコムの映像技術がどんどん洗練されていってるのはイースXなんかでも感じてたんですが、ここまできて極まってきましたね。

ぶっちゃけ《黎》の時点でかなり好みな演出ばかりだったんですが今回でさらに化けたなと。
動きの緩急や立体的なカメラワークが組み込まれて、見てて飽きない演出が凝られてましたね。

ヴァンの劫破連衝とかエレインのカレイドフェンサーとかリゼットのヘルメスチェイサーとかシズナの九十九颯あたりがお気に入りです。

メインキャラは粗方演出に手が入れられていて、そのままのキャラもエフェクトを見直されたりしてたのでどれも格好良かったです。

どうでもいいけど、アーロンのウィンクで毎回嫁が発狂するの何とか出来ないかな。
ビビるんだよ黄色い悲鳴。

イースよろしく使えば使うほど強化されていくのも使い甲斐があってとても良いなと。
《黑の庭城》や報酬で貰えるアイテムでも強化が出来る塩梅がちょうどいい。

おかげさまで死ぬほど偏るけどな!
ヴァンの劫破連衝だけレベル10だよ!

・BGM関係

軌跡シリーズの曲の真髄は戦闘曲だと思ってまして。
今回の曲も(個人的には)そこまで悪くはないなとは思いましたが、好み度でいえば《黎II》の方が強かったかなって気がします。
どの作品にもそれ固有の良さはありますがね。《創》なんかは豊作でした。ほくほく。

ケビン戦とシズナ戦の曲が印象深かったのと、やっぱりラスボス曲ですよね今作は。
ファルコムもこういう曲つくるんだ!?って度肝抜かれました。
作曲者誰なんだろう。

あと《黑の庭城》で過去作含めていろんなBGMを流せるようにしてくれてるのはめちゃくちゃありがたいんですが、フィールドバトルとコマンドバトルの曲を双方ともランダムにするととんでもないことになるのだけはなんとかしてほしいかもしれない。
どっちかに合わせる、みたいなコマンド求む。

・モデリング関係

こちらも全体的に完成度が高くて良きですね。
イラストのイメージをしっかり引き継ぎつつ3Dとしての破綻もない。
過去作で言うとランディとかレクターとかあたりはちょっと目つき違うかな?って思ってたりもしてたんですが、今回はそんなこともなく。

と、ここまで書いて敢えて苦言を呈するんですが。

というのも……個人的な所感ですが、女性のモデリングがすごいことになってきてんなと。
具体的に言うとリーシャ・マオなんですけど。

《閃II》とかはそこまででもなかったのに《創》と《黎》と回を追うごとに、その、育っててですね。
歯止めが効かなくなってそうでですね。
軌跡随一のプロポーションなキャラで居させたいのはなんとなくわかるんですが、汎用モーションである「胸に手を当てる」をするとモデルが歪むのはいよいよもってやりすぎなのでは?というね。
《黄金蝶》とかでギリな気がするよ、知らんけど。
全体的に女性陣はイラストより一回り盛られてる気がしてるので、多分モデリング班に胸フェチがいる。間違いない。

・総評

とまぁそんな感じで、わりとシステム周りには大きな不満はなかったですね。
細かいところで気にかかることはあったりしますが、いろんなところに気を回して良いものを出してくれるの流石ですね、ファルコム。

次はどういう要素が増えてこちらを楽しませてくれるのやら、と思うとワクワクがとまらないですね。

以上、システム周りの感想でした。

次はストーリー周りの感想回でお会いしましょう。ではまた。

……全然関係ない話だけど、特務支援課への思い入れが強すぎるので《界》のフォーマットで暴れ回るロイドとか見たら泣いちゃうかもしれない。

呼んできてくれないですか、次回作。
多分ロイドが《零》の前にしばらく居たのってアンカーヴィルでしょ。叔父居たし。
リーシャもこっち居るし。
いけるいける(無責任)。

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