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【50代女性の腰痛】の裏にある隠された要因🚪


50代の女性で腰痛に悩む方々には、
ある特徴がある。

前投稿の60代女性と同様、
年齢的に考えて、
ホルモンバランスの影響や骨粗しょう症などを
考えるかもしれない。
整形外科でレントゲン検査などして
異常がない事がわかり、
自律神経失調症ですね、
と言われ、治療法がなく
ドクターショッピングに走る人も少なくない。

西洋医学的な検査による原因探求に走ると
こうなってしまいがち。

でも、そうではない見方がある。

それは、やはり
本人に聞くことだ。

何を聞くか?

最近の生活の変化である。

50代女性の
腰痛に悩む方々に
よくよく話を聞くと、
その生活背景の共通点が見えてきた事がある。

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それは、
◉息子・娘が
結婚せずに家にいる
もしくは、
離婚して家に戻ってきた
という背景があり、
それに不安やストレスを感じている。

そして、
その不安やストレスを誰かに本当の意味で相談できないでいる状態にある、

という点。

このストレス・生活の変化が腰痛を生んでいる可能性がある。

このタイプの腰痛には特徴がある。
それは、
●家にいても外にいても、なんとなくか腰が痛くなってくる。
●外に出る意欲が減っている
●運動にて痛みが誘発されない

では、
どうやって対応するか?

①息子・娘が家に戻ってきた事にストレスや不安を感じている事に気付く

②その問題に向き合う
・なんでストレスに感じてるのか?
・息子・娘にどうあってほしいのか?
・どんな親子でいたいのか?
・自分は、息子・娘とどんな生活を送りたいのか?
など

③自分の価値観・願望に気付く

親子 イラスト

事例紹介
50歳女性
・3ヶ月前より腰痛出現し、薬や湿布使うも改善なし
・運動による痛みの増減なし
・柔軟性 全体的にやや硬い
・レントゲン検査 大きな異常なし

セラピスト『最近なにか生活の変化はありましたか?』
患者『特に思いあたりません』
セラピスト『そうですか。今は何人暮らしですか?』
患者『旦那と2人だったんですが、…最近息子が離婚して帰ってきて、3人です。』
セラピスト『息子さんが帰ってきて、生活は変わりましたか?』
患者『そうなんです。最初は賑やかになって良かったんですけど、息子の態度をみていると、これで良いのか心配になってて。なかなか本人とこの事について話を切り出しにくくて』
セラピスト『なるほど。どんな息子様なんですか?』

セラピスト『では、今後親子でどんな風に暮らしていきたいですか?』

患者『気長に、息子の成長を待ってみようかしら』

このように話が進んでいくと、
次のセッションでは、
腰痛は改善し、
息子との関係も少しずつ進展しているようであった。

このケースを考察すると、
息子の家戻りにより、
息子との時間が増える中で、
「良い歳の息子とこんな形で家で一緒に暮らしているのが、本当に良いのか?」
といった自分の価値観とのギャップが生じた事で、
親子関係のストレスが表面化し、
それが腰痛となって現れた。
自分の価値観に向き合い、
今後、
どういった親子関係を築きたいか
前向きに考え、
行動し始めたことにより、
親子関係が母親のストレスではなく
課題となった。

いかがだったでしょうか?

痛みカウンセリングには、
少しコツが必要ですが、
参考になれば幸いです。

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