ピアプレシャーで、頑張り続けてしまう人達。
同調圧力とも言われる、日本に求められる”空気を読め”なあれです。
今日はそのメリットとデメリットを見てから、
個人が潰されないために心がけた方がいいことについて考えていきます!
<ピアプレッシャーとは>
ピアプレッシャーは「peer(仲間)」と「pressure(圧力)」を組み合わせた言葉で、「同調圧力」を意味する言葉で、一緒に働くチームのメンバーや上司、同僚などの監視などから受ける圧力のことを指します。
相互監視を行うことで緊張感が生まれ、仕事へのミスを減らす動きや意識が増えるなどのメリットが考えられる一方で、精神的な心労が溜まったり、周りが残業しているから残業をしないといけない気持ちになってしまうなどのデメリットも考えられます。
ピアプレッシャーとは?組織におけるメリット・デメリットを紹介|ハイジより
つまり出る杭は打たれるのです。会社とか職場以外にも、学校のいじめも似たものあるし、家庭でも似たものが起こる。
そのプレシャーを耐えていると誰が得をしますか?あなたは損ばっかりしていませんか?
こうした見えない圧力で、気付かぬ間に心が削られてしまうことがあるのを、知ってるだけで、ちょっと楽になったらいいなと思い、この記事で改めて考えていきます。
人間関係のいざこざは自分とそのグループの平均値との距離によるものだと思います。
視野が狭くなってしまうと自分はダメ人間なのか、変な異常者なのかと思わされたり、言われたりするかもしれませんが、みんな違うのが人間です。
こういう時は環境が自分と合っていないだけなので、自分を責めず環境の要因を考えてみる方が重要です。
狭い世界のダメ人間も、世界に出れば大物かもしれません。
今近くに理解してくれる人は少ないかもしれませんが、そこから離れた別のコミュニティーではあなたは受け入れられる可能性も十分にあります。
自分の人生なので、我慢していたら、いつの間にかご褒美はいつまで来ずつらいで終わって後悔してしまいます。
せっかくなら、今この瞬間から、楽しいと思える日々を送るためにチャレンジして見ませんか?
我慢しても、自分は損をしているだけなので、本を読んだり違うコミュニティーの人と交流をしてみて、どうすればできるのかを自分の心に問いかけて見てください。人間は何歳からでも、変われます。
会社の場合、
残業するの当たり前よね、まさか帰らないよね。
好き勝手に休みの申請が通ると思ってるのか、みんな我慢しているのだからお前も我慢しろよ、じゃないとどうなるかわかってるな。
のような同調圧力。本来は好きな日を希望できな仕組みや会社側が改善すべき問題なはずなのに、空気のせいで、個人が我慢するのは当たり前で我慢しないやつの方が変な人扱いをされる。
誰が得をする>>>会社や上司が得する。仕組みの不備を責められずに済むし、仕組み改革という面倒なことをせずに済むので楽です。
学校の場合、
学校は比較が非常に多い環境です。あの子はできて自分はできてないから頑張らなきゃ。
頑張りすぎると叩かれるから、テスト直前でも「全然勉強してない」と言ってみる。本当はちゃんとやってきてるけど、それを誇ることを仲間は許さないのです。なぜなら誰かが努力してきたら、自分が負ける可能性が高まるからです。そして勉強が得意な人をガリ勉と揶揄することもあるのです、本来は素晴らしい才能なのに。
また授業中勝手に帰ったり、遅刻してくることはいけないこととされます。興味がないつまらない授業も席を立つことは許されません。当たり前かもしれませんが、これもプレシャーによる管理の一種な気がします。
誰が得をする>>>先生が楽になる。ただでさえ子供を一気に40人管理するのは大変なので、ルールで縛るのは仕方ないことかもしれませんが、縛られてる方は我慢している場合もある。
家庭の場合、
無意識かもしれませんが、子供が大人の気持ちを察して、いい子にしたり我慢したりすることがあります。こうして(都合が)いい子の振る舞いになっていくのです。
好き勝手に子供が振る舞っていると、「変わってる変な子」「空気が読めない子」として、親の愛を与えられない危機感にさられることもあります。つまりありのまま振る舞ってはいけません、常識的で礼儀正しい子でないと愛しませんのような空気があるのかもしれません。自分のまま愛してもらえなかった子供は大人になってから、なんかいきづらいなという感覚を抱えてしまうのです。
また兄弟などと比較してプレシャーをかけようとする場合もありますが、子供の自己肯定感が育ちにくくなるのであまりお勧めはしません。
誰が得をする>>>子供が大人しい方が大人は楽です。
<ピアプレッシャーのメリット>
適度な成果が出やすい環境になる。
学校の例のように、勉強していな自慢の方がいいとされる空気では足の引っ張り合いですが、
塾に行くと勉強が捗るのように、仲間意識で切磋琢磨し合うように作用する場合もあるのです。
何も考えずこなせる。
ルーティンもそうですが、学校の掃除など、”当たり前”のものを集団に達成させるのに向いてます。また相互配慮による助け合いも生まれやすくなります。今日休んだ人の代わりを頑張るので、今度自分が休んだ時助けてもらえる環境ができるのです。一人で全て背負わなくて良くなり、組織としての一体感が生じる。いい仲間意識。
<ピアプレッシャーのデメリット>
チャレンジすることが減る。
チャレンジしたやつは杭として叩かれると思い、従来から良しとされる価値観以外のことを主張しにくくなる。
これは個人にとっても、組織にとっても、変化に弱くなるのであまり良いと言えないのではないだろうか。
精神的に削られる。
自分を押し殺してまで型にハマろうとするので、知らぬ間にその皺寄せがくるのです。自己肯定感や自信がなくなるのです。
そして自分は環境を変える力がないと思い込んで思考停止してしまうのです。
足の引っ張り合いになる。
自分より成果出していない人を責め始めることもあります。極端に変な奴も仲間ハズレですが、できすぎるやつもみんなから離れているので、叩きます。自分より得する人が許せなくなるのです。まあこれも叩く方の一種の自己防衛だけどね。
無意識な思考停止に陥る。
やらない方が効率的で成果が出るかもしれないのに、プレシャーで惰性で続けてしまう。無駄な日誌は効率化した方が組織のためなのに、誰もそこに気づかなくなる。だから時々外部の人間による改善が必要とされるんだろうな。ハンコ問題も多分、改善するのを主張する労力も残っていなかったんだろうな。
<実はピアプレシャー、不足しすぎるとこんなデメリットも>
全く相互に成果を出そうという空気がなく、仕事はうまくサボろうのようなプレシャーがなさすぎる状況もあまり組織としては良くありません。
また、宿題したいのに、家族がテレビで爆笑している横ではなかなか達成しにくいものになる気がします。一人で頑張るより、誰かも一緒に頑張っていると思う方が、人は頑張れる気がしませんか?
やらないといけないことがある時、
適度なプレシャーも人間には必要なのです。
<こんな社会でも、もっと自由に生きていくには>
息苦しさを感じる環境のプレシャーはおそらく、自分の心に我慢が生じています。
改善する方法を考える方が、もっと幸せに自由に生きていけるようになるかもしれません。
ピアプレシャーに負けない方法として、課題の分離もおすすめです。
「自分がコントロールできること」と「自分ではコントロールできないこと」を明確に区別する手法です。
たとえば、「作成した書類を上司に見せたら、強い口調で注意され、修正するよう指示された」とき。あなたができるのは、「書類を修正し、注意されたことを今後に活かす」ことまででしょう。「上司の機嫌が悪くなった」としても、それは上司がコントロールすることであり、あなたが悩む必要はありません。
同じように、自分が担当する仕事が完了したのであれば、残業をするかしないかは、業務上の必要性から判断しましょう。あなたが早めに退社したことで、ほかの社員が抱える感情は、あなたがコントロールできるものではありません。
「自分がコントロールできること」のみに意識を向ければ、ピアプレッシャーが生む同調圧力をはねのけられるはずです。
ピアプレッシャーとは? メリット&デメリットを知ろう!|STUDY HA CKERより
実は、”最初から変な人”だったら、まわりも「〇〇さんだから仕方ない」のような空気にできるのかもしれませんよ!
もっと生きたいように生きて見ませんか?
おすすめ本:『マンガで身につく 多動力』堀江貴文
最後まで一緒に考えていただき、ありがとうございました!
以上
追記:2021/07/08
常識を疑う視点をくれる興味深い本を見つけました!
Kindle Unlimitedで無料なので、加入している人は目を通してみてください!
受動的な学習のプロが量産されている。常識に従わなくてもいい、その常識の根拠の論理とおてないから。今生きづらいのは親世代の常識を期待されることと今の情勢とのギャップがあるから。依存して従っても結局責任は従って行動することを決めた自分に丸投げされる。
などなど…
サポートしていただける発信ができるよう、頑張っていきたいと思います。