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「いつまで経っても、時間が足りない」 から自由になるヒント🗽

今回は時間術に関する本を読んだので、
読書メモのシェアを残していきます。

私たちが本当に気にするべきは、
時短術・効率化ではなく 時間感覚


楽しいと早くて、退屈だと長い
時間の体感って一定じゃない問題

楽しいことはあっという間なのに、
暇で嫌なことはいつまでも時間が経たない。

これこそが時間感覚かもしれません。

なぜこの差が出るのかは、本に書いてあったので、気になった人は目を通してみてください!


時間は平等だが、〝時間感覚〟には個体差がある

時間感覚タイプテスト↓

この時間感覚は、
生まれつき固定ではなく、
本に書いてある方法で改善していくことは可能だという。

またタスクによってタイプが切り替わる人もいるそうだ。
家だとだらけるけど、会社だとバリバリみたいな?


時間術の罠

実は時間術を使っても、仕事の質と量はさほど改善されず、被験者の満足度が上がるだけなことが多い。

・手軽なメールチェックのようなタスクばかりで満足してしまう罠

・時間効率ばかり考えてると、長期的な視点の戦略的な計画を立てられなくなる罠

・効率を追う人ほど、先にある課題に追われて、
長い目で見た時に重要なタスクが手付かずになりやすい罠

todoリストの本来の効果は

頭から未完了のタスクを書き出して、
整理されることで、
不安を減らしてくれるところである。

時間が有効に使えるようになるわけではない。

面白い話がありまして、

エッセンシャル思考という本を知ってますか。

これは究極の無駄を省くという意味で、効率化の本です。

ですが、著者の2冊目のエフォートレス思考では、
時間の効率化ばかりしても、
充実した人生にはならなかったという話がありました。


現代人の私たちは、
効率的で無駄を省けば、時間が手に入るという幻想を見ていますが、
おそらく実際は忙しさの中身が変わるだけで、ハッピーな毎日には別の視点が必要な気なします。


時間の無駄にこだわると創造性が下がる

拡散的思考▶︎アイディア出したり、リラックスして脳内を自由に遊ばせる

収束的思考▶︎集中してタスクを処理する

この二つの思考は同時に稼働できないので、
効率ばかりにこだわってしまうと拡散的思考をすることが制限されてしまうこともある。

集中力を高めようとばかりしていたら、
創造性は諦めるしかありません。


正しい時間術は予期と想起を調整するもの

自分の傾向を知って、それを改善するだけでだいぶ時間から追われる感じは減るのではないでしょうか?

予期のずれ=未来への見積もりが甘い
想起のずれ=過去の見積もりが甘い

予期の調整

予期の現実感が薄い人▶︎カレンダーが有効、タイムボクシング有効
予期が濃い▶︎遊びを先に予約する

予期が多すぎる人▶︎todoが有効、SSCエクササイズ有効、イフゼンプランニングは効かない
予期が少ない▶︎言及なし

予期が薄いことって、
想起が少ないから見積もれないのかな?
声優になりたいと漠然と思うけど、今まで真面目に学校に通うにリソース使ってたから、たぶん声優関連の想起の材料が少ないんだろうね。

想起の調整

想起が否定的な人▶︎todoが有効、マイクロサクセス有効、イフゼンプランニングは効かない
想起が肯定的すぎる人▶︎タイムログが有効、ごまかし率を計算

想起の誤りが大きい人▶︎タイムログが有効、コピープロント有効
想起が正しい▶︎言及なし


時間がないと感じるのは、
時間効率を求めてしまったから!?

過度な時間効率のデメリット

・「人生はやるかやらないか」でメンタル病む
現代のビジネス書は、行動規範のプレッシャーが多い。

・効率化の意識で生産性が下がる
ストレスで身がもたず、結局休むことに

・生産性を上げればあげるほど忙しくなる
仕事ができる人に仕事が集まってしまっていつまで経っても忙しくなってしまう

いつも何かに追われてるかのような焦りと不安の感覚を捨てて、時間についての体質改善するのがこの本のゴール



時間管理はごく近代の発明に過ぎない

資本主義の発達した近代に発明された。

工場で労働者を管理する一貫で、
「時間管理」のアイディアが現れました。

そして工場から、ホワイトカラーの個人の生産性へとその考え方が応用された。


時間=金
という発想が浸透し、時間の無駄はお金の浪費と等しい行為と考えられ始めました。

個人の時間に値札が付くようになったのです。


ほどほどがちょうどいい

〝生きがい〟を見つける。
忍耐を育むために、文学を楽しむ。
退屈は大事。


直線的な時間、循環する時間

時間が線的だと、焦る。
時間は過去から未来で一回きりだと思うから、

時間を円形に生きる場所もある。

カラハリ砂漠に住むサン人は今も狩猟採取生活を送っており、我々と違う時間感覚で生きている。
彼らにとって、世界は一定周期で繰り返すものである。
他にも世界にはいろんな循環する時間感覚で生きている人がいる。
産業革命以前は私たちも循環する時間感覚に親しみがあったはずです。
循環する時間を生きてると、時間がないという感覚はないそう。
産業革命以前は、朝日が出たら起きてお祈りをし、ご飯を食べ、狩りや畑に出かけ、日が沈んだら家に帰って歓談するのように、イベント中心で1日の流れが決まっていました。


一方現代の直線的な時間だと、
一回きりの未来を複雑に予測し、対象しなければならないと感じてしまう。

その結果、未来の予期せぬことに備えるためにしなければならないことがたくさん生まれました。

老後のために年金を支払う、将来の安心のために家を買う、孤独死を避けるために子供を作る、10年後の成功のために今の仕事を頑張る…。

全部に対処するために、いつまで経っても終わりが見えないタスクに溺れ、慢性的な時間不足に落ちいているのです。


以上

脳はしょっちゅうエラーを起こす。
正しいばかりに埋もれなくて大丈夫だったのかもしれませんね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🪽

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