GORUCK

GORUCK(ゴーラック)は退役したアメリカ軍の元特殊部隊の隊員のJason McCarthy(ジェイソン・マッカーシー)さんが創業したミリタリー系アパレルブランドであり、軍隊式のトレーニングイベントを開催している企業でもある。トレーニングイベントは難易度によっては非常に過酷なものが開催されていたりするが、共通点は重り(鉄板など)を背負って参加する事だ。

トレーニングイベントでは体重に応じて背負う重りの重さが異なっている。体重が150ポンド(約68kg)より上は20ポンド(約9kg)の重り、体重が150ポンド(約68kg)より下は10ポンド(約4.5kg)の重りとなっている。

GORUCK | The Rucking Company | Rucksacks, Boots & Apparel

GORUCK Challenge | Based on Special Forces Training | GORUCK

日本では東京でトレーニングイベントの開催があったりする。過去にも何回か行われてきて、その様子が通りがかった人からTwitterに上がっていたりする。

Light Challenge: Tokyo, Japan 10/13/2019 09:00

Heavy Challenge: Tokyo, Japan 10/11/2019 18:00

It's GORUCK's Christmas Light challenge. @GORUCK #GORUCK https://t.co/vwYIihgAsx

— RuinDig (@RuinDig) December 17, 2018

GORUCK Tokyo Christmas Light

渋谷の人だかりはすごいもんね🐄🐄🐄
銀座にはサンタさんみたな？人々が沢山いたよ🎅🎅🎅(笑)#師走だね pic.twitter.com/dd3GfMFhD2

— 𝙆𝙪𝙢𝙞@センス 2020も楽しく👍 (@pililani1027) December 14, 2019

ちなみに、小学生が背負うランドセルの重さについてのニュースが以前あったけど、その重さは既にGORUCK級で、体重と背負う重さが釣り合っていないように見える。

18.4kg…GORUCK並かそれ以上では

重いかばん、どうにかして　「置き勉ＯＫ」じわり広がる：朝日新聞デジタル https://t.co/HZEUvmJIdT

— RuinDig (@RuinDig) May 27, 2018

過去、GORUCKはIngressとコラボレーションして様々なイベントを開催してきた。

ゴーラック：ステルス・オプスとアーバン・オプス | PROJECT LYCAEUM

俺はその内の浜松で行われたステルスオプスに参加した。ステルスオプスの様子は以下のブログ記事が詳しい(英語)。夜通し9kgの重り+2Lの水+補給用の食料少々を背負って教官役であるCadre(カドレ、GORUCK社の社員)からミッションを与えられながら行軍するイベントで、休みを挟みながら途中の地点で荷物を掲げたり道中で走ったりと相当しんどかったけど無事にクリアできた証であるパッチをゲットした。

Review: Ingress X GORUCK Stealth Ops in Hamamatsu for XM Anomaly ObsidianReview: Ingress X GORUCK Stealth Ops in Hamamatsu for XM Anomaly Obsidian | Yukun's Blog

名札と共に映るパッチ(上)。このパッチはクリア時にCadre(カドレ)から渡された。なおパッチは現在クリア回数に応じてブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナ・オニキスのパッチがもらえるようにもなっている。この階層はIngressにおける実績メダルと同じだ。

ステルスオプスに備えて俺はGR1を買って、ステルスオプスの後は大学への通学に使った。左の水筒入れは別メーカーのもの。パッチやアクセサリーは付属品ではない。色はレンジャーグリーン。当時この色がたまたま値引きがされていたのを見て別売りの後付け胸部ベルトと共に購入した。

GR1は非常に丈夫で機能的。防弾(bombproof)・防水・豊富なポケット・ノートPCのためのポケット・MOLLEアタッチメントによる拡張性などを誇るリュックサックである。

GR1

今はなきGoogle+で、Niantic社アジア担当副社長の川島優志さんは自身が黒のGR1を通勤に愛用している話やNiantic社の創業者兼CEOのジョン・ハンケさんも通勤に使用している話を過去に投稿していた。ハンケさんが来日時にGR1を使う姿をイベントで見かけたが、色はブラウン系だった。

川島さんの投稿ではGORUCKについて以下のような事が述べられていた。

GORUCKについてはデザイン的に感心したところがあります。カバンというのは、重くなると辛い、持ちたくない、となるのが普通で、デザインの課題は、いかに重い荷物を軽く感じるようにするか、を考えることになりがちです。
しかし、GORUCKは、「重荷を背負うのはよい、楽しむべきことである」というように発想を転換させるデザインをしています。イベントでは重りを入れろ、と言われ、実際背負ってみると、なんというか「もっと重いの来いや」と逆に重くしたくなるような、重いほど走り出したくなるような、そういう気分になる。不思議なんですが。
「人の要望に沿う」デザインではなく、こういう「人の要望を変える」行動や発想を変化させるデザインは信念やスピリットがないとできない。この部分が、GORUCKとINGRESSの共通するところなのかな、と思ってます。

個人の感想ではあるけど、俺自身も実際にGR1を使っていて、重い物が入っても苦にさせるような感じはなく、背負っていく内に重い物を背負う事に楽しさを見出させるような、重い物を背負う事を平気にさせていくような感覚があった。

なんかここまで書いていたら重り(鉄板)を背負ってアクティビティに参加したいわけじゃないけど、単純に歩きたくなってきたな…ステルスオプスをクリアして、今後はもう重りを背負う事はないだろうと思って重りは処分してしまったが……処分したのを後悔するとはな…重さによっては買う機会があれば入手するかな…ちなみに、鉄アレイよりも鉄板の方がリュックの中であまり動かないのと、背負った時に重さの負荷が安定する。
※GORUCK公式オンラインストアに重り(鉄製プレート)の取り扱いがあるが重量が理由で日本には発送できない。日本でも売ってほしいとは思わなくもないが…

Ingress notes by RuinDig｜RuinDig｜note

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