バイセルの出張買取は着物だけではない：バイセルの着物買取依頼レポート
バイセル
タレントの坂上忍さんや俳優の木村佳乃さんが出演するCMで知られる出張買取のバイセル。
家庭の事情による引っ越しを予定していたので、亡くなった祖母が持っていた着物を買い取ってもらおうと母がバイセルに着物の出張買取を依頼した。
買取当日
※時期：2020年1月
査定士の人が自宅に来た。査定前の手続きとして査定士自身の名刺やプライバシーマーク取得済みの説明、クーリングオフの説明、押し買いではない事の確認など丁寧な説明が続いた。
着物と指輪の査定が始まった。着物や指輪はもちろん丁寧に扱われた。
着物と思われたものの中には浴衣が含まれていた事が分かり、買取の対象にはならなかった。
査定が完了すると査定後に必要な手続きとして、バイセルのオペレーターと買取を依頼した者(家族)の間で、査定に関する各種項目の確認のやり取りが行われた。
そして、家族が査定金額を確認してから、査定金額が折り目のない新札で査定士の人から手渡された(査定金額は着物・指輪を含めて約1万円)。その後、査定士の姿勢や査定の過程などに関するアンケートの記入を行って、査定は終了した。
ダイヤモンドテスター
指輪も査定してもらった時に査定士の人が使っていたのがこのダイヤモンドテスターだった。先端を宝石部に押し当ててダイヤモンドや金属の判別を行う道具になっている。判別に応じて側面のゲージが上下してピーッと音がなる。
なお、査定された指輪の中にはメッキなど貴金属ではない装飾品(イミテーション)が含まれていて、それはデザインを鑑みて査定された。
ちなみに、今は天然ダイヤモンドと人工ダイヤモンドの判別が非常に難しいという話も聞いた。
【参考資料】
【参考動画】
買う人はほとんどいないと思うが、Amazonでは並行輸入品として扱われている事もある。
バイセルの買取対象
査定結果を待つ間、バイセルの買取対象や着物の買取後の流れについて説明した資料を見せてもらった。
バイセルの買取対象となるものは多岐に渡っていた。
・着物
・切手
・ブランド品(エルメス、シャネル、ロレックス、オメガ、ハリー・ウィンストンなど)
・古銭、金券、テレホンカード、中国切手
・リング(印台、壊れて切れたもの)
・イヤリング、ブローチ、ネックレス、指輪などの貴金属類
・家電
・鉄道模型
・ウイスキーの山崎50年などの酒類
・色柄が重めの振り袖、証紙付きの着物
着物の買取については買取後の流れとして上の図が示されていた。
1. 買い取った着物は仕分け・洗い・プレス(アイロン)の作業を行い、
2-1. デパートの催事やバイセルのオンラインショップで販売されるか、
2-2. 自社市場や他社市場を経由して、レンタル業者・リメイク業者・中古販売店で利用・販売される
―このような流れになっている。
詳細には、買取後の着物は、時代劇のエキストラが着用したり、観光地での着物の貸し出しに利用されたり、着付けの練習着や舞台稽古の練習着としても利用されたり、リメイク業者によってバッグなどに再生される例があるという。
資料には、着物・呉服市場の推移を示したグラフも載っていて、市場自体が縮小して需要が減少傾向にある事が記されていた。
バイセルテクノロジーズ社のnote
バイセルを運営するバイセルテクノロジーズ社のnoteがある事に気づいた。
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