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奈良国立博物館🦌仏像館🦌弐



この半年ほど、時間があると、 奈良国立博物館仏像館に行ってます。
若草山に登ってから行くのがすきですが、それができる時間と天気でなければ、仏像館で好きな仏像のところにぼーっと立ってるだけでもけっこうな満足感があります。ここの図録も持ってます。


「大して動きもせんのに あんた食べ過ぎやろ。そんなに肥えよって鹿でなくてカモシカになるで。カモシカはウシ科や。牛。」



仏像館は常設ですが、ボランティアガイドさんごとに説明の仕方が違うので、とても面白いんですね。展示替えも時々してますしね。






この日、心に残ったものを順不同で紹介させてください。

奈良博は、奈良博所蔵のものは撮影可。寄託のものは不可です。

誕生釈迦仏立像。
手は挙げられないけど、元気にお返事。



寄託は不思議な制度ですね。奈良博側が寺院に対してお金を払っています。実際は寺社側が修理や管理、安置場の確保などができなくて、無期限に近い形で奈良博に預けているということです。


不動明王
今は持ち物がないけれど、本当は剣と羂索があったらしい。
(奈良博の不動明王は快慶の坐像が人気あるようですが)



仏さまが本来いるべきところは博物館ではない気がする、という違和感はあるものの、実際のところもともとの寺社では保護できないのが現実。



ともあれ、

仏像館は常時100体展示の700円で観覧できるッッ!!


どこも拝観料が上がってる中で、正直 お得感がものすごいです。
というか、わたしは国立博物館常設展年パス(年間2,500えん)というのを装備しているおかげで、いつでもパスポート壱枚で入り放題🦌!



吉野山伝来 普賢菩薩座像


こちらの普賢菩薩さんにしろ、仏像の多くはもともとは彩色が施されていたのですね。今のお姿も美しいですが、もとの色合いも気になりますね。




観音菩薩立像
京都  大宮神社


戦禍や廃仏毀釈の影響で、仏像を近隣の寺社に避難させたり、敷地内の屋根裏や庫裏に隠したりしたまま 時が流れて 本来の居場所や本当の名前が不明瞭になってしまった仏様も少なくありません。

(たとえば室生寺金堂の本尊も「 釈迦如来」ですが、本来は薬師如来。)



如来立像 
奈良~平安時代



この如来さま、何度見ても、なんとも有難い感じがする。飛鳥大仏もですが、その損傷も堂々たる存在感の引き立て役になっている。
こういう感じがとても好きです。



こちらは十二神将ーー!!
戦隊モノのノリ。



撮影不可のものでは、いま報徳寺の、とってもかっこええ持国天と増長天も展示されてます。四天王好き!!



そうそう、この日は奈良に展示なかったんですけど、奈良マラソン参加経験者に有名なのは

走り大黒


2023奈良マラソンパンフより
大黒さんて関西訛なんですね。


伽藍神立像 がらんしんりゅーぞー。
冬のシーズンになると奈良博に降臨するはずだ!!



2024年大会では参加記念Tシャツになるらしいで!!



奈良マラソンのHPから。



韋駄天とかでなくて、この大黒さんを持ってくるところに、奈良のセンスを感じる。まあ

はっきりゆうて、その腕の振り、長距離を走れるとは全然思えんけどな。




しかし今年の奈良マラソン、日程がびみょー。 申し込んではいますが。
天気も不安定ですが、とりあえず日々、こけない程度に走っておこうと思います。


横断歩道を行儀よく?
違うに、
急ぐ気配もなく、堂々と赤無視の最中。


お読みいただきありがとうございます。
週末快楽~


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