東京国立博物館!東洋館と法隆寺宝物館!
今年は(実際は奈良博仏像館のためだけに使っているような)国立博物館常設展四館共通パスをもってるし、今年は夏の東京仕事は午前で終わらせられるものも多いし、見計らって東京仕事の午後は上野に行ってみています。
とりあえず奈良博の2倍以上の面積と展示物があるので、常設展といえど1回で見切ることは自分の受容量的に無理。少なくとも2~3回に分けねばなりません。
この日はまず、東洋館へ。そのあと自分の心に残ったものをご紹介させていただきますので、よろしくお願いします。
「むずかしくは知らない ただEAST ASIA」って脳内は 中島みゆき節。
ハマヌーン立像 カンボジア(11C)
ヴィシュヌとガルダ カンボジア(12~13C)
これの、下で支える人が2人版の組み立て体操で、私は上から地面に完全に落ちたことあるんですよー もうさー、 怖いからこの体操。この体操とか騎馬戦とか、ほんと危ないからいやだから。
ニューアイルランドの男性像と女性像。19世紀のもの。
ガンダーラ美術とはッッ!
こういう感じですよね。
如来立像 パキスタンペシャワール地方 2~3C
古代シルバニアファミリー。
迫力のある墓守たち。
三彩鎮墓獣 唐時代
広寒宮螺鈿合子 元時代
とっても気に入った、人頭鳥身の
迦陵頻伽(かりょうびんが) 統一新羅時代。
続いて反対側、ちょっと奥まったところにある法隆寺宝物館へ。
なんでここに法隆寺のお宝がたくさんあるんか、なんで奈良国立博物館でも京都国立博物館でもなく、東京なのか。ということについてはちょっと思うところもありますが、金銭取引その他取引の結果を妄想します(←ゆっちゃったよ)。
東博のなかでも、ここの宝物館はひっそりとしていて人も少ないので、ゆっくり静かに楽しめます。
「摩耶夫人(まやぶにん)および天人像」
法隆寺館、観音様がめっさいっぱい並んでいて、とりあえずすごい。全部撮っていいし。
私は実は、博物館や美術館で仏さまを鑑賞するって、あんまりしっくりこなかったんですよね。本来いらっしゃるべき寺や地域で拝まれるべきだし、山道や畦道で見守り活動をされている石仏や地蔵様に花や果物をお供えする感性の方が共感できる。今もってそう。でも、ではこの仏さまたち博物館的なところで保護されなければどうなっていたかと考えると、いらっしゃるべくしてここに座しておられるのかなと思うようになりました。
半迦思惟像
なんでこのかたが気になるのか、それは多分こちらのかた、ちょっと自分の血統に近い面立ちなんですよ。当然に私はこんな有難そうではないし、耳も伸びてませんけども。削げてて北方顔な感じが、なんとも。
どうでもいいけど、この座り方って梨状筋のストレッチやな。
実際に今、法隆寺に行ってもこんなにたくさんの観音様とか宝物を見られるわけではないんですよね。なんかちょっと複雑な気持ちも、やっぱりしなくもないなーと思いながら、また来ようと思ったのでした。