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聖徳太子×現代美術!!

とりあえずフライヤーがとてもかっこよい。



丸紅ギャラリーの無料招待券をもらいました。9/12からの「聖徳太子絵伝四季図大屏風(中宮寺蔵)」ってタイトルの時に行こう。と思っていたのですが、いや~わたくし、こんな感じとは想像していませんでした。もうフライヤーとかHPとか、とにかくかっこよかった・・・!

皇居の近くの丸紅ビル。この屏風は写真撮影OKでした・・・!!
濱野画伯は15年の歳月をかけて春夏秋冬で聖徳太子の生涯を表現していて、今回の展示は(夏の終わりに)春夏の展示でした。時系列ではなく、春夏秋冬で表現。この感性よ・・・!

これは春ですね。
これは夏。
この〇ごとに場面があるんですな。
〇は泡のような「人生の一場面」をあらわしているとか。
持ち出し禁止の解説冊子が置いてあって、〇ごとの丁寧な解説がありました。
「入胎」の絵。これな・・・

めちゃくちゃ気になるのはこの絵。救世観音菩薩と名乗る金色に輝く僧が皇女(ひめみこ)にお告げしたら、(処女)懐妊するのな。受胎告知まんまやな!と心の中で超突っ込みを入れていたら、後ろの男性がほかの人に解説していました。
「この逸話は鎌倉時代にできたもので、聖徳太子を神格化するにあたりキリスト教の影響が多分に取り入れられているのです。これは受胎告知のイメージですね」
あ、やっぱりそうなんですね。厩戸皇子って名前からして馬小屋生まれのイエス様と同じですよね。聖徳太子という人が、どこまで後世の「盛った話」でどこまでが実体を伴った人なのか。これはとても興味があります。

というか、後ろに控えている男性が学芸員(?)のような人とわかりませんでした。私はいつも、学芸員とか博物館員のような人にどう解説をお願いしていいのかわかりません。「わたし、全体的によくわからないので、ひととおり基本的な解説お願いしたいです」とか言ったらいいんでしょうか。どなたか教えてください。(切実)

「人魚」を献じられてる48歳。太子にとって凶兆だったらしい。
人魚伝説って日本のところどころにありますよね。


37歳。小野妹子が帰朝したときの手紙を、涙して火に投じたところ。
誰にも理由はわからなかった。らしい。

屏風以外は撮影禁止だったんですが、キリク御像も素晴らしい。直接しっかり見ないと素晴らしさが伝わりづらい。桂離宮シリーズとか茶室シリーズとか、直線的で簡潔な線が美しい。

フライヤーより。

ほんとにお勧めの展示です。招待券とかなくても500円で入れます。丸紅さんありがとうございます。







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