成長することを焦らないで
いつも不安と焦りがあります。
「できていること」よりも「できないこと」を数えてしまうからです。
だから私はいつもできないこと、わからないこと、知らないことばかりだと想い悩んでしまいます。
他の人に相談しても、
「まだ20代なんだから、できないことやわからないことの方が多いのは当然だよ。」
「これからできることを増やしていけばいいんだよ。」
と優しくて前向きな言葉をかけてくれます。
それはその通りです。
しかし、どうしても仕事では同僚や同期と、私生活では他人と比較してしまいます。
他人と比較して、あの人はこんなこともできるのに私は…とか、この人はこんなにステキな生活をしていて夢を叶えているのに私は…と自分の情けなさに沈んでしまいます。
そんな毎日でしたが、ある時ふと思いました。
「万物は流転する」
「変わらないものはない」
それが真理であるならば、自分自身もまた変化し続けているはずです。
いくら他人と比べて、自分が停滞しているように感じたのだとしても、自分が気づいていないだけで、確実に変わっているはずです。
自分の足元ではなく、他人ばかり見ているから自分の成長に気づかないだけなのでしょう。
最近に気づいたのですが、成長にも個性があります。
成長するスピードも成長の仕方もその人なりの進み方があります。
思考せず、行動せず、何も感じない人はいないですよね。
だから、仕事でも生活でも、その場にいて活動している限りは、ゆっくりだとしても成長し続けています。
だから、成長することを急ぎすぎてはいけません。
いかなる時も焦りは禁物です。
焦りがいい結果につながることはほぼありません。
たとえ停滞していたり、低迷しているように感じたとしても、変わらない人はいません。
他人と比べて一人でに焦ったり、他人から成長を急がせようとされることはあります。
世の中には他人と競争して1番早く成長したものが偉いという風潮がありますよね。
でも、どんなふうに、どんな方向に、どのようなスピードで成長するかは人それぞれで、正解なんてありません。
一番大事なのは、成長を他人と比べないこと。
そして、理想化した自分とも比べないことです。
理想化した自分は幻想で、常に自分の前を走っています。それに追いつけないのは当然です。
目標を掲げるのはいいですが、その理想化した自分との落差で落ち込んでしまうならば元も子もないですよね。
他人とも、自分とも競争しないこと。
人生は持久走なのですから、他人のペースではなく、自分のペースで成長していく自分自身を見守っていきたいと思います。